内容説明
「めぐみ食堂」で見習い修業!? 小料理屋の女将を志す女性が恵の弟子となるが……。小料理屋を開店したいという夢を抱く桂日向は、真行寺の紹介で、元占い師の女将・恵に弟子入りし、「めぐみ食堂」で修業をすることに。明るく人好きのする彼女を恵も応援するが、日向の恋人で芸能事務所のマネージャーの荒尾は、日向を女将として「お笑い居酒屋」を開く計画を立てる。日向も彼のために承諾するが……。ホットワイン、カブとエビのチリ炒め、白子の味噌汁など、冬メニューも登場の人気シリーズ第10弾! 文庫書き下ろし。 〈目次〉●一皿目 早すぎる子持ち昆布 ●二皿目 闇の兜煮 ●三皿目 クリーム煮はすれ違い ●四皿目 怪しいアヒージョ ●五皿目 ホットワインで乾杯! ●『婚活食堂 10』レシピ集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
195
いやいや、なんかすごいね。はじめ食堂が堂々とでてきたよ。そして、ゆうれい居酒屋のとり松の常連まで堂々と登場。びっくりして、しゃっくりして、徳利をひっくり返しそうになったぞ(笑)。春菊のサラダ、ウチで作って食べてみたい。絶対、日本酒に合うやつだ。相変わらず、めぐみ食堂は、詐欺にかかわることが起きますな。山口恵以子さんからの注意喚起なんだろうなあ。いろいろな詐欺があるから、気を着かなきゃだね。さて、今回、見事に結婚が決まったの者がいたのか、それとも、バンザイなしよ(古っ!)だったのか、それは言えねえなあ。2023/12/07
おしゃべりメガネ
96
こちらの『婚活』シリーズも遂に第10弾となりました。さすがにマンネリ感は否めませんが、その単調な展開こそが本シリーズのある意味醍醐味なのかもしれません。過去からの登場人物を上手くキャスティングさせつつ、新たなキャラも巧みに登場させ、読む側に新鮮さをほどよく与えてくれます。今回は連作でありながら、ちょっとした長編構成に近しい作りになっていて、結局はほぼイッキ読みしてしまいました。でも、さすがにここまでくると展開によってはちょっと無理があるというか、いささか急すぎないかなと思われなくもない気がしています。2023/12/15
nonpono
73
図書館の棚から。いきなり10巻から。「食と酒シリーズ」が100万部突破らしい。テンポよく読みやすい。四ツ谷のしんみち通りってあそこかな。20代のときから通っているあのお店がある。物語の背景に土地勘があると物語に入り込みやすくなる。客層もわかるし。こんな食堂で飲みたい。冬に「ホットワインをください」と言ってみたい。おでんにアジアの料理にお魚をつまみに、女将におすすめの日本酒を教えてもらい飲んでみたい。がつがつとした婚活の話でよく続くなという思いも、嬉しく裏切られた。大人のオアシスのような、暖かい食堂のお話。2024/03/27
ゆみねこ
71
真行寺の紹介で小料理屋をやりたいという桂木日向がめぐみ食堂で修行することに。日向が良い子で恵との息もピッタリ、夢の実現まで一直線かと思ったら、思わぬ方向から魔の手が…。しかし、恵の見抜く力と日向の感じた違和感から無事に良い結果が。相変わらず美味しそうな料理がたくさん!いつも参考にさせてもらっています。今作では「はじめ食堂」や「ゆうれい居酒屋」の常連さんたちも登場。2024/06/16
はにこ
59
婚活食堂に見習いが。自分のお店を開くことを目標にしている彼女に魔の手が。闇バイトのお話。常連が被害に遭った話を本人が居ないのにペラペラしゃべっていいのかしら。。。検事さんも職業バラされるのどうなんだろうね。はじめ食堂や、ゆうれい居酒屋のメンバーがちょっと出てきたのはうれしかった。2025/06/16
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