内容説明
鬼の舌が捉えた“刹那の恐怖”の正体は？
愛する者への想い。
次々と襲いかかる魔手！
父・多聞の跡を継ぎ、御膳奉行の頭として鬼役となった木藤隼之助。愛しい波瑠との婚約も認められて喜びを味わったのも束の間、次々と試練が襲いかかる。
潜入先の造醤油屋で鋭い味覚が捉えた刹那の恐怖は、悲運の予兆だったのか。将軍家に謀反を企てる薩摩藩の刺客が、そして新たな謀略の刃が、隼之助の愛する者に迫り来る……！
目 次
第一章 風のあと
第二章 絆
第三章 決別
第四章 消えた味
第五章 刹那の恐怖
第六章 想い
第七章 連判状の茶会
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽ちゃん
6
シリーズ4作目。前作を読んだのが新装版ではなく随分と前なので、登場人物の紹介を見ながらでしたが、読んでいるうちに何となく思い出しました。父親らしい多聞に不安を抱く隼之助の予感が当たってしまったラストでしたが、波瑠は無事なのか？、弥一郎慶次郎兄弟の真意は？と、まだまだ疑問が残ったまま、次巻へ…2024/01/03
