内容説明
男性は美人か裕福な娘に心を奪われるもの。私は、そのどちらでもない……。
ロンドンで多忙な日々を送る看護師メアリー・ジェーンは、余命幾ばくもない祖父の看病をするため帰郷した。すると、彼女の唯一の肉親である祖父は、オランダから呼び寄せた外科医ファビアンを紹介して言った。「私が死んだら、ファビアンがおまえの後見人を務めてくれる」もう22歳なのになぜ後見人が必要なの? メアリー・ジェーンは思った。かなり年上のファビアンは、見た目は満点の男性だけれど、ひどく傲慢で、まるでばかにしたように私を見てくる。だがほどなくして祖父が亡くなると、彼女はファビアンに連れられてオランダへ行くことになるのだった……。
■初めて会ったとき、ファビアンはにこりともせずにメアリー・ジェーンを頭から爪先までチェックし、彼女を不安にさせたのでした。無愛想な彼がいったい何を考えているのかわからなくて……。18歳差の二人が小さな喧嘩を繰り返しながら織りなしてゆく恋模様とは?
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
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akiyuki_1717
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祖父の遺言で後見人となった18歳年上の医師とは出会った時から馬が合わず、口喧嘩をするヒロイン。看護師としてはできる人といういつもの設定だが、お金に執着しないという割に、イライラすると買い物に走ったり、やたらと口答えして気を引きたいのかと思う行動が子供過ぎる。ヒーローは親程の歳だからそんなヒロインを可愛いと思うのだろうけれど、その気があるのか後見人として貫こうとしているのかあやふやで、読んでいてどちらに対してもイライラしてしまう。こんな2人が夫婦になっても数年もしたら互いに顔を見るのも嫌になるだろう。2023/11/22