内容説明
TBS系日曜劇場『VIVANT』(2023年9月現在)公安監修者・元公安警察官の勝丸円覚による前作『警視庁公安部外事課』(光文社)に続く待望の最新作。
スパイ取材の第一人者である山田敏弘(国際ジャーナリスト)が構成として参画。
スパイ業界最強のタッグが放つ「スパイ本」の決定版!!
各国のスパイたちが日本でどのように動いているのか、その瞬間をとらえた鮮烈な筆致で描かれている。一度手にすれば、日本がいかにしてスパイたちの天国となっているかが明らかになるだろう。
これぞリアル『VIVANT』だ。
・スパイが入国する際は申告制
・尾行・盗聴・ハッキング・・・スパイ活動の実態
・自衛隊の秘密組織「別班」は実在する
・スパイに公安の自宅がバレると猫の死体が届く!?
・CIA支局長が断言「日本はスパイが活動しやすい国」
・CIAに協力している日本人は多くいる!?
・日本の有名女優似の留学生がハニートラップを仕掛ける
・日本では数万人規模の中国スパイが活動している
・ウクライナ侵攻後、日本で見せたロシアスパイの不穏な動き
・日本のドラマに出演していたロシア人俳優がスパイだった
・日本人のビットコインを盗む北朝鮮ハッカー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
すしな
43
087-25.日本人の性善説的な気質が、スパイの標的となってしまう現実に強い危機感を覚えました。相手を疑わず、善意から接してしまうことで情報を渡さざるを得ない状況に追い込まれる流れはとても辛かったです。また、日本にはスパイ防止法がなく、現行犯逮捕が原則という中で、捜査当局が個人の努力に頼らざるを得ない現状にも驚かされました。さらに、中国は弱みを握って脅迫するのに対し、ロシアは相手の心を掴んで情報を引き出すという手口の違いも印象的でした。いずれにしても法律の整備が重要な局面であることを感じました。2025/11/02
yapipi
32
公安出身の著者による、一般には知られていない日本国内におけるスパイ活動の実態、ここまでやられているのか?しかしそれらを取り締まる法律が日本にはない、あるいはあっても罪が軽すぎる☹️私は日本の国益を損なわないためには「スパイ防止法」は必要と思っています。スパイ天国を放置すれば同盟国から真剣に付き合ってもらえなくなるおそれがあります🌛が、戦前の治安維持法のようにならないためには何らかの歯止めが必要かも知れない。個人的に特に心配なのは、意図せずにスパイに接触してしまった場合の扱いです。いきなり逮捕は怖い・・2026/05/28
緋莢
15
図書館本。<本書では、外事警察としてスパイと対峙してきた経験と、外国大使館とのつながりのなかで触れてきたスパイの実態をもとに、私が見てきた日本で活動するスパイの姿を浮き彫りにする。>(はじめにより)米大手倉庫型店の郊外店舗等は、スパイが協力者と密会する穴場で、ある日、公安部がスパイを尾行していたものの会員証を持っていなかったため、店舗内に入れなかったなんていうのが出てきて、思わず笑ってしまいました(笑いごとじゃないんだろうけど)(続く2024/09/15
wasabi
10
現在の日本における防諜活動と、各国のスパイの実態について概要を知った。日本がよもやそこまでの危機に陥っているのか、というほどの衝撃はなかった。さもありなん、という感想だ。まあこれ以上踏み込んだ内容を晒すのは難しいのだろう。退官後とて守秘義務はあるのだし。スパイ防止法案について個人的には、前向きに議論して日本版の制定をめざしてほしい。中ロ北に近接し、技術漏洩やサイバー攻撃が深刻だし、道理が通る相手ではないのだから。法を機能させる上で捜査機関に強い権限を与えつつ、しっかりと司法審査して暴走は抑える。頼みます。2026/03/02
XX
9
カバーは007風だが実際のスパイは地味で目立たない。対外情報機関もスパイ防止法もない日本はスパイ天国で、中国は飴と鞭を駆使して在日中国人や留学生をスパイ活動に関わらせ、ロシア人は科学技術展示場で情報を流出させる日本の技術者に目をつけ、日韓W杯でイスラム過激派がテロを起こそうとしていたことをドイツの諜報部は日本に教えてくれなかった(別ルートで判明して阻止できたらしい)。日本もちゃんと法整備しないと機微な技術がどんどん流出してしまうし、相互主義の情報をながしてもらえない。2025/03/06




