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内容説明
エスプレッソとバールという独自のコーヒー文化をもつイタリア。全世界で約3万7000軒の店舗数を誇る人気コーヒーチェーン・スターバックスも、2018年までイタリアには進出できなかったほどだ。そもそもスターバックス自体が、イタリアのバール文化にインスピレーションを得ている。そんなイタリアのバール文化を突破口に、歴史、文化、経済、ビジネス、科学、そして人……あらゆる面からコーヒーを味わい、語りつくす!(『バール、コーヒー、イタリア人~グローバル化もなんのその~』改題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピンガペンギン
26
コーヒーより紅茶が好きだが著者が島村菜津さんなので購入した。学生の時にイタリアを旅行した。バールで飲んだエスプレッソ、カプチーノがすごく美味しかった。何より一見の旅行者でも気兼ねなく入れる場所だったと思う。これはイタリアのコーヒーの話だけでなくバール文化について掘り下げた本だった。バールの中にはチルコロ(CIRCOLO)と書いてあるところがよくあるという。チルコロは1920年代に自然発生的に地域の文化活動とレクリエーションの場としてでき、今でも主は社会活動を目的にしており、全国的にネットワークに→2023/12/18
バーニング
3
サブタイトルにあるようにイタリアのコーヒー文化やバール文化を探訪する一冊。後半にはコーヒーの歴史についての記述もあり、ヴォルテールが一日40杯飲んでたというヤバすぎる引用が面白かった。明らかに胃を悪くすると思うし夜眠れなくなる気がするのだがどうやったらそんなに飲めるんだ! とは言えコーヒーについてはいい話だけではなく、市場価格に翻弄される人々が世界中に存在し、貧困とも関係があるという第八章の指摘も重要。2023/11/19
S:W-Actor
1
『カフェインの長期摂取による悪影響には、猥褻ささえ感じる。』 ーーー伊藤計劃2024/01/26