内容説明
前著『誰もが嘘をついている』では、検索窓に打ち込まれた言葉の山から、世界の人々の本心を暴いてみせた著者。今回はデータサイエンスの多様な研究をもとに、結婚、家探し、子育て、就職、起業といった人生の一大事において、データに基づいてより良い判断をするための衝撃の真実を紹介し、人を幸福にする行動についても徹底検証する。意外な結果に驚かされるだけでなく、意外でない（まっとうな）結果にも納得させられる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SGM
15
子どもへの親の影響はどれくらいか？子育てでいちばん重要な要素は？恋愛相手（パートナー）を選ぶときに重視したほうがいい要素は？運を味方にするにはどうしたらいいのか？そういったよくある疑問を膨大なデータを分析して結論を出しているのが本書。実験室みたいな特異な状況でのデータではなくリアルなデータも分析しているのでより現実を反映している蓋然性が高そう。もちろんこれらのデータが絶対的に正しいということはないけれど、生きていくうえ大まかな地図があるだけでも迷わずに生きていける可能性が高くなる。個人的には後半が良き。2023/09/28
turtle
6
元グーグルのデータサイエンティストが書いただけあって、ビッグデータが明らかにした幸せへの処方箋。データ範囲が米国と思われ、そのまま当てはめられないことも多いですが、楽しい本でした。育児で最重要なのは、どの地域に住むか、リッチになりたいなら、どの業種を避けてどの業種にすべきか。幸福度の最も高い活動は断トツでセックスが挙げられ、2位のダンスやコンサートに大きく差をつけています。また、山よりも海のほうが幸福度を高める環境だとか。2024/01/28
あさみみ
2
それほど意外ではなかったし、面白くもなかった。2024/02/14
K
2
「誰もが嘘をついている」の人の本だったのか。図書館は意外と幸福度ポイント高いんやね…だから無意識によく通ってるのかな。「データに学ぶ人生の答えとは、次のようなものだ。気温25度以上の晴れた日に、恋人と一緒に美しい水面を眺めながら、セックスをしなさい」…は難易度高い…。2024/02/03
江津 有倣
1
グーグルのデータサイエンティストを勤めたことのあるライターが書く、人生の関心事に対する「比較的正解」をデータサイエンスの観点から明らかにしていく書籍。結婚・育児・成功・運・幸福のトピックに分けてビッグデータを解析した知見が提示される。文体が妙にナード（オタク）っぽい。「結婚に満足してる人は、結婚前から生活に満足している人が多い」など言われてみればそりゃあそうよなという事実や「子育てにおいて住む場所の選択以外の影響は軽微」という意外な事実などが次々と出てきて飽きずに読み進められる。オススメ度：☆☆☆2024/01/13
