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内容説明
アントニオ猪木はプロレスにおける”特異点”だった!
”燃える闘魂”アントニオ猪木。その足跡があまりに大きく、かつ色濃すぎるが故に、事実とはかけ離れたファンタジーや伝説の類があたかも事実のように語られ、半ば歴史が〝捏造〟されてしまうリスクをはらんでいる。本書は、その強さと技術の源流と進化を、猪木自身の言葉で解き明かすことで「アントニオ猪木の強さと格闘技術のリアル」を後世に遺す、前人未踏・空前絶後、完全無欠の”格闘技術論”である。
これこそがいま、この後の世の中に伝えておくべきアントニオ猪木の姿である!
プロレス・格闘技界の歴史を努めて冷静に俯瞰し、マニアにありがちな贔屓の引き倒しにならないよう、アントニオ猪木という一レスラーの強さと格闘技術の奥深さを、客観的な事実を交えてより丹念に検証。
格闘家・猪木の実像を追い求め、さまざまな角度から検証を試みて得た結論は、当たり前のことだが、格闘家・猪木はプロレスラー・猪木だということだった。しかし「闘魂戦記~格闘家・猪木の真実」(1996年)執筆時、私は自分の洞察に確信はあってもそれを十分に説明しきれるだけの材料を持ち合わせていなかった。だが、今回、四半世紀の時を経る間に蓄積された情報や取材結果に基づいて再び執筆作業を進めた結果、霧が晴れるように幻想が消え去り、ついに探し求めていた『格闘家アントニオ猪木─ファイティングアーツを極めた男─』がその本来の姿を現したのである。-木村光一
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゃんけん
8
★★★☆☆アントニオ猪木の異種格闘技戦を中心としたお話。1970年代80年代の猪木や坂口の流れを見ると懐かしさを感じます。異種格闘技戦がフェイク云々はあると思うけどモンスターマンやウイリー・ウイリアムスとの戦いはフェイクであってもファンを巻き込んでの盛り上がりは一芸としてすごいと思うし、格闘技の技術・強さがなければ成立しないと思った。猪木はどこまで考えていたのか・・・UWFやK1・プライドの先駆けになっていたのは確かであり、時代を先読みしていたと思った。😁😁😁🥲🥲🥲2023/12/18
尿酸値高杉晋作
6
やはり、アントニオ猪木だけがプロレスと格闘技を縦横無尽に行き来した特異な存在。 今のプロレスラーにイノキの幻影を求めてはいけない。 はっきり言って時間の無駄。 そんな中、やはり「猪木イズム」継承者と言えるのは、佐山サトル、前田日明、髙田延彦だけと言える気がした。2025/01/06
本かくよ・よむよ
6
格闘家としてのアントニオ猪木を深堀した一冊であり、読めば読むほど一連の異種格闘技戦や数々の発言などは嘘偽りなく、それを体現できたただ一人のプロレスラーなんだと改めて知らされた。2024/01/20
snakedoctorK
6
ファイティングアーツとはよくぞつけたり。2024/01/04
サンシロウ
6
★★★★☆プロレスを格闘技って呼ぶのは今の世の中ナンセンス。かつては格闘漫画や格闘ゲームキャラなどに空手家、ボクサー、柔道家に混じってプロレスラーもいました。今のプロレスは格闘技色を省いたエンタメになってしまってます。アントニオ猪木は格闘技術を極めたエンターテイナーであり誰にも真似が出来なかった一代限りのプロレスラーでした。