内容説明
「どうせ清武って奴が悪いんでしょ?」 そう思ったあなたは巨大メディアにコントロールされている。巨人のコーチ人事をめぐって、2011年11月に勃発した「清武の乱」は、球団代表だった同氏の解任によって騒ぎが治まるかに見えた。ところが、その後も読売側による執拗な「清武潰し」は今日にいたるまで続いていた。1000万部という圧倒的部数による紙面を駆使したネガティブ・キャンペーン、「取材」という名目の尾行や挑発、あげくのはてには司法の力で私有の携帯電話まで開示させようとする異常。なぜこのような行為が巨大メディアを使って平然と行われるのか。はたして、あの巨大新聞社では何が起こっているのか? 誰よりも「Y」を知る二人が徹底討論。
目次
第1章 全面戦争
第2章 大皇帝と小皇帝
第3章 社会部記者という生き方
第4章 社論の犯罪
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
20
あの騒動についてやそれ以外にもついて二人で対談形式で語っている。大人気ない独裁者とそれを止めることが出来ないどころか忖度し小皇帝と化していく側近たち。内容は清武氏の記者時代の話しや新聞社独特の組織についての話しなどが面白かった。2016/03/02
ERNESTO
3
「Y」つまり読売の「独裁者」とは、言わずと知れたナベツネこと渡邉恒雄・会長兼主筆のことだ。 渡邉は、後ろ盾がない分、氏家齋一郎・水上健也を使って、自身の過去である共産党的・ボリシェヴィキ的発想で独裁を進め、犯されまくった読売の姿が映し出されていく。 元事件記者の二人の対論の形を取った本書では、読売(清武)と共同(魚住)の社風の違いも描かれる。 魚住は造船疑獄の連載で、指揮権を発動した犬養健法務大臣が、共同社長の犬養康彦であることから、社長に取材し、「児玉誉士夫から経済的援助を受けていた」2013/07/31
kozawa
2
ナベツネに喧嘩売って係争中の清武氏の立場で、主に権力・メディア告発系記事を書いてきた魚住氏との対談。清武氏の言い分からすれば、これは単に野球団の中の人事問題だけではなく、読売新聞の記事、体制自体のナベツネ体制の悪の面への全面戦争なのだと。仮にも社会報道で紙面でも書籍でも結果を出してきてることになっている清武氏。もし仮に彼が全面勝利したら、読売新聞は彼を呼び戻して改革するしかないんじゃねってぐらいの勢いで。あと、球団社長時代の話題では色々とプロ野球業界ネタも出て来てそっちの目線だけでも面白い。信憑性は知らん2013/02/10
ふ
1
○2023/09/03
たにゃか
1
ナベツネ先生ぱねっす2015/05/05
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