さらば！ 貧乏経済学 - 新しい「豊かさ」と「幸せ」を求めて

著者名：日下公人

PHP研究所（2023/11発売）

• ISBN：9784569562308

内容説明

安価なものより高価なものが売れたり、工場誘致よりリゾート誘致が盛んになったりと、従来の経済学では説明しにくいことが増えてきた。それは、なぜか？　著者は言う「これまでの経済学とは“貧乏”を前提とし、いかにして物的に豊かになるかを示した学問であった。しかし今や、その前提そのものが崩れ始めている」と。本書は、時代や文化との密接な関わり合いの中から生まれる新しい経済学の視点を提示した、著者会心の評論集である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[TiawPai]

古本の再読。ちょうど日米貿易摩擦、バブル前に執筆された本で、日本人の消費の少なさを論じ、ソフト文化、豊かな生活への転換を提唱。その後のバブルはひとつの回答だったのかも知れませんが、子どもにかけるお金以外の消費向上って今でも難しい問題ですね。

2018/06/22