光文社古典新訳文庫<br> 翼~李箱作品集~

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光文社古典新訳文庫
翼~李箱作品集~

  • 著者名:李箱【著】/斎藤真理子【訳】
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 光文社(2023/11発売)
  • 2月2度目の3連休!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~2/25)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334101299

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内容説明

陽の差さない部屋で怠惰を愛する「僕」は、隣室で妻が「来客」からもらうお金を分け与えられて……。表題作「翼」ほか、近代化・植民地化に見舞われる朝鮮半島で新しい文学を求めたトップランナーの歓喜と苦闘の証たる小説、詩、随筆等を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中玉ケビン砂糖

80
【節目の1000冊】「朝鮮文学(韓国文学)」というものを定義しにくいのはおそらく、その「地政学的側面での危うさ」と「アイデンティティとして拠って立つべき『言語』そのものの危うさ(だった)」と言っても差し支えないだろう。半島の歴史とはすなわち侵略とその攻防の歴史、薄氷を踏むかのような膠着と政治的緊張の歴史でもあるからだ。古くは漢語、倭語との混淆を経て植民統治下での帝国主義的同化政策、そして怒濤の勢いで流れこむ西洋近代的「モダン」感覚、やがてはハングルへの回帰運動……というように、2023/12/01

あじ

17
銀ブラしていた事が随筆から知れた上に、トッケビが登場する穏やかな童話まで読めるとは。その一方で時代の鬱屈さを内包する短編群の、萎縮した“翼”の石膏化と垣間見える若さの持て余しに文学の真髄を見た。李箱氏は日本統治時代の初年に生を受け、開放を見届ける事なく27歳でこの世を去った。 ◆日本に芥川賞あれば、韓国に李箱文学賞あり。◆併せて読むならアンソロジーエッセイ【僕は李箱から文学を学んだ】がお薦めhttps://bookmeter.com/books/170303492024/02/10

kadocks

4
訳者である斉藤麻理子氏の「朝鮮語と日本語の言語横断の可能性に挑みつつ、約七年という短い期間に精一杯活動した作家」である李箱の作品集。韓国小説を読む中で、韓国の芥川賞らしき李箱文学賞はハン・ガンで知っていた。時代や李箱の生涯をを切り離しても、非常にファンキーで驚く。漢字、日本語、韓国語であるハングルが混然とする作品を感じさせる訳がまず素晴らしい。訳注も非常に丁寧。暗黒の韓国史、日本史の中にこんな作家がいたのかと改めて自らの無知に反省。それにしても光文社新訳文庫がなければ出会えなかっただろう。感謝。2024/02/21

ちり

4
韓国の小説を読んでいると著者の経歴で李箱文学賞というのがよく出てくるのだが、作家の名前だとは結構最近まで知らなかった。たいへん丁寧でボリュームのある解説がついているので、そのような、賞のタイトルになるような存在である背景も分かる。2024/01/04

きょん

3
捉えどころのない言葉。他国の言葉を強いられた時代に生まれ育った筆者の紡ぎ出す言葉の捉えどころのなさに、戸惑いながらも目が離せない。2024/01/23

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