内容説明
建築は楽しい!
日本を代表する2つの建築賞
「日本建築学会賞」「JIA日本建築大賞」を受賞した小堀哲夫が
建築の世界とその魅力について語る
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建築家にとって、最も大切な能力とはなんだろう?
人をあっと驚かせるような発想力?
それとも、デザイン力?
確かにそれらの能力はあるに越したことはないけれど、
もっと大切なのは「目の前の世界に気づき、身体全体で感じる力」だ、と著者はいいます。
特別な場所へ行って特別な体験をすることが重要なのではなく、
何気ない暮らしの中で触れるものからいかにヒントを感じ取り、
拾い上げるか、それがすべての発想のもとになるのです。
そして、その発想を自分の好きなところから広げていくことで、デザインが生まれ、
作品につながっていく――そこに、著者の考える建築の面白さ、楽しさがあります。
本書は、国内外で数々の受賞歴を誇り、現代を代表するトップクラスの建築家である
著者が、自らの幼少期から現在にいたるまでのさまざまな経験をもとに、
建築の楽しさを伝えるために記したものです。
建築・ものづくり・美術・デザイン・インテリアなどに興味をもつ若い世代へ向けて、
世界の最先端を走る建築家は何を考えているのか、その“アタマのなか”を明らかにする一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
観察力=目の前の世界に気づき、体全体に感じる力 建築家は空想する:場所をつくることから すべてを調節したうえで感動させる場所←空想力 世界を観察する:場所・記憶やDNA→なつかしい→想像力 観察する力・観察眼 スケッチ→気づく・ひらめく 私から私たちへ:人対人の対話 ワークショップ バナキュラー 教育<環境(建築)で人は変わる 職人たちとの対話:文理概念を超えた建築教育 大工に始まるものづくり 構築 科学・芸術の両立・バランス 心地よい居場所を探して:らしさを無理に追わなくていい ちょっと移動してみる2024/01/31
じーも@この度本屋さんとかを開きました
1
偶然本屋で見つけた。とってもよかった。スケッチもよかった。場所や空間、建築について考えを巡らすことができた。2024/01/26
MH
1
芸術寄りの建築家、実用重視の建築家がいるが、小堀さんはコミュニケーションの建築家のよう。ワークショップや歴史、環境とコミュニケーションをとりながら設計を進める、竣工が建物の完成ではなく、時間の中で建物を育てて行く、そんな親心を持っているのだろう。 この本を読んでいると自然とスケッチが描きたくなってくる。優しい語り口で爽やかに読み終えることができました。2023/11/19
snzkhrak
0
2度目の選書。家を建てる事を決めてから読むと、また別の味わいがある。自伝でこんなにもカッコつけず反省している人はいるのだろうか、きっとわざわざ失敗談も共有することで、後に続く人に道を示そうとしているのだと思った。2024/11/01
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