内容説明
名所から穴場まで、おばけの伝説地を目指して西へ東へ!
“あの”名コンビ+αが、全国各地に点在する伝説地を訪ね歩く。
茨城の旧家に受け継がれてきた「河童の妙薬」を譲り受ける。
鬼のスーパースター・酒呑童子と茨木童子の出生地を探して新潟へ。
高い山が少ない房総半島で、あえて天狗を訪ねる。
『稲生物怪絵巻』の舞台・広島には京極夏彦氏も参加。
江戸の七不思議から「妖怪」を七つピックアップ。
国道16号沿いに分布するダイダラボッチ伝説を強行軍で巡る。
伊豆大島に伝わる民間信仰「日忌様」の謎を追う。
九尾の狐と殺生石を求めて栃木と福島へ――。
ときに手を取り合い、ときに罵り合い、一喜一憂しながら「妖怪馬鹿」が各地を廻る。
妖怪ライター・村上健司による探訪記&妖怪研究家・多田克己による解説で、ゆるく、深く楽しめる!
今日からあなたも妖怪旅おやじ!?
雑誌「怪と幽」創刊号から続く人気企画が待望の書籍化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
DEE
5
全国の、というかコロナ禍当時の取材なので主に関東周辺の、妖怪にまつわる物や場所を巡るおやじ三人旅。一般的な観光地ではない小さな神社や地元の人でも詳しくは知らない場所など、妖怪に興味はなくても、少し変わった旅行記としても読める一冊。2024/05/02
眉毛ごもら
2
妖怪馬鹿のお二人お元気かしらと思っていたら新刊が出ていた。多田先生還暦?!って思ったけどアラフォーの私が高校生ぐらいの時に本出してたり怪に寄稿してたんだからそんなものか…。お元気そうで何よりである。相変わらずの凸凹コンビの珍道中で読んでて楽しい。旅レポとコラムで温度差が激しいがガチである。京極先生がゲストで広島妖怪巡りしてたりあの妖怪馬鹿の再現のようで懐かしいや。コロナのせいで遠くにいけなくなったのでコロナは悪。そのかわりマニアックなところばかりに行くのだがそこを見つける情報収集能力は相変わらずすごい。2024/05/22
チタカアオイ
1
【図書館】2025/01/08
onepei
1
ゆかりの地が開発であっさりなくなっていたりでさびしさもあるが、続きが読みたい2023/12/09