内容説明
【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
発達障害の子が直面する課題を助ける道具。
特別支援教育では「手立て」をとても大切にしていると筑波大学大塚特別支援学校研究主任の佐藤義竹先生は言います。
手立てとは、「子どもが○○することができる」ために配慮されるもの。それは言葉かけであったり、教材教具までさまざまです。
本書はそうした視点をもって「手立て」のひとつである道具を紹介しています。
また2024年4月1日より施行される「合理的配慮の義務化」を意識したつくりにもなっています。
合理的配慮とは、障害児者が健常者と平等(あるいは公平)な機会を得られるよう配慮されること。障害者差別解消法に定められており、これまでは努力義務だったが、2024年4月1日より「義務化」に変わり、すべての事業所に適用されるものです。
障害のあるなしにかかわらず、手立てのひとつである道具は、多くの人の生活を支えてくれるはずだという佐藤先生のメッセージがつまった内容となっています。
(底本 2023年11月発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
49
発達障害の子どもに限らず、グレーっぽい面のある子どもにも応用できることがあると思った。工夫と思いやりを! できなかったこと、難しくて思うように(言われたように)できなかったこと、それが、この「できる道具」を使うことで改善して「できる喜び」「できた自信」につながるのは素晴らしい。かかわる大人は、注意や叱責ではなくこうした工夫と思いやりで改善を試みることが必要だと思う。2024/08/22
ふじ
13
何か使えるものがあるかなと思ったが、未就学児〜小学校中学年くらいがターゲット層と思われたのでそこまでヒットはせず。でも、「なんとなく」の理解を、きちんと整理し見える化するのは大人だって大事だよな。そんなツールが多く知れて良かった。スケジュールのホワイトボードは導入した方が楽になるかも。2024/05/16
じゃがたろう
3
図書館本。支援学校教諭による「できる状況づくり」のためのさまざまなツール紹介。物だけではなくて、かかわり方(声かけの仕方、タイミング等)も使い方次第といった考え方は目から鱗。個人的には82-83ページの知育時計が分かりやすいと思った。いきなり使うのではなく、事前に生活環境を整えておくことも大切だと感じた。92-93ページの就学までの流れも参考になることが多いと感じた。早すぎると思うくらいの時期から準備を重ねている様子がうかがえた。2024/12/16
happy55703
3
道具で工夫できるところは、どんどんしていこう!2024/04/12
みーあ
1
★3 ざーっと目を通した。なかなか机の上の消しゴムのカスを掃除しない子どもに、卓上ほうきとちりとりを提案しよう。2023/11/26
-
- 電子書籍
- 底辺魔女ですがエリート魔法学院で成り上…
-
- 電子書籍
- Red Honey【タテヨミ】第14話…
-
- 電子書籍
- 魔王令嬢の教育係~勇者学院を追放された…
-
- 電子書籍
- 聖女じゃなかったので、王宮でのんびりご…