内容説明
無頼派の旗手として、純文学から歴史小説、推理小説、随筆まで多彩で精力的な執筆活動を行い、戦後日本文学を代表する存在となった坂口安吾。『明治開化安吾捕物』を収録。
読者への口上
その一 舞踏会殺人事件
その二 密室大犯罪
その三 魔教の怪
その四 ああ無情
その五 万引家族
その六 血を見る真珠
その七 石の下
その八 時計館の秘密
その九 覆面屋敷
その十 冷笑鬼
その十一 稲妻は見たり
その十二 愚妖
その十三 幻の塔
その十四 ロッテナム美人術
その十五 赤罠
その十六 家族は六人目一ツ半
その十七 狼大明神
その十八 踊る時計
その十九 乞食男爵
その二十 トンビ男