スターツ出版文庫<br> きみは僕の夜に閃く花火だった

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スターツ出版文庫
きみは僕の夜に閃く花火だった

  • 著者名:此見えこ/Sakura
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • スターツ出版(2023/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784813714941

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内容説明

高二の夏休み、優秀な兄の受験勉強の邪魔になるからと田舎の叔母の家に行くことになった陽。家に居場所もなく叔母にも追い返され途方に暮れる陽の前に現れたのは、人懐っこく天真爛漫な女子高生・まつりだった。「じゃあ、うちに来ますか?その代わり――」彼女の“復讐計画”に協力することを条件に、不思議な同居生活が始まる。彼女が提示した同居のルールは――1.同居を秘密にすること、2.わたしより先に寝ないこと、3.好きにならないこと。 強引な彼女に振り回されるうち、いつしか陽は惹かれていくが、彼女のある秘密を知ってしまい・・・。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

32
高二の夏休み。優秀な兄の受験勉強の邪魔になると田舎の叔母の家に行くことになった森島陽。しかし叔母も不在で途方に暮れる陽が、女子高生・百瀬まつりと出会う青春小説。人懐っこくて天真爛漫な彼女と、復讐計画への協力を条件に始まった不思議な同居生活。同居は秘密で先に寝てはいけない、好きになってはいけないをルールに、彼女に振り回される日々をかけがえのないものに感じるようになってゆく陽がいて、一方でまつりの事情も明らかになる展開でしたけど、お互いの存在がそれぞれのあり方も変えていって、確かな希望が感じられる物語でした。2023/11/30

とってぃー

5
何気ない言葉で救われることがあると思わせられた作品!復讐で近づく2人の距離、その裏に隠された本心という展開よかった〜。ヒロイン母が結構心にグサッとくる方で、ヒロインの心の辛さをしみじみと感じた…。そんなヒロインを優しく、カッコよく包む主人公が心地よい。主人公とヒロインの何気ないやり取り、ちょっとした主人公の行動も褒めるヒロインの関係性が微笑ましかった。そんな彼女から自信をもらった主人公が救われているのいい〜。最後の『悪さ』は表紙のようなとてもキレイなひと夏の思い出です!2023/10/29

栗山いなり

4
母の勧めで田舎へ来た少年がひょんなことから出会った少女と一緒に住むことになる青春小説。あらすじから難病物かと勝手に思ってたけど成長を軸に展開される青春恋愛劇だった2023/11/24

東里胡

2
ヒロインの生い立ちを知るに連れて、読む人も寄り添いたくなる物語でした。自分がその立場なら、私もきっと陽に手を伸ばしているかもしれない。その手を彼が取ってくれなければ、ラストには絶対繋がらない。読み終わって、その先を想像できる未来に「ほうっ」と大きな安堵の息、そして何度もうんうん、と頷いて本を閉じる。そんな素敵なお話、つまりは満足感。私はやはりこういった形で終わる、えこさんのお話が好きなのだと思うし、もっと読みたいと思いました!あたたかいです、優しいです、カレー食べたいな、うん笑2023/11/01

XVR1113

1
これはいい! めっちゃいい! ラブコメのような冒頭はすごく好き! そして同居生活の間、お互いの約束を守りながら、相手の心に寄り添い、穴をあけた心は徐々に満たされ、かけがえのない存在になる 理不尽なことからの出会いだが、この感情は理不尽じゃない 傷心状態で家を出て、劣等感を感じ まつりと出会い、今までのない感情を見つける ただ一ヶ月の間、お互いの支えとなり その志が直視できないほど尊い ガチでみんなにお勧めしたい2023/11/07

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