内容説明
私のせいで親友は死んだ。だけど死者を蘇らせる方法はある。あとは生贄だけ。
あの時から、私の長い贖罪の日々は始まった。
YouTubeで370万再生超え!光溢れる世界を描き出す新進気鋭のクリエイター秋鷲の作品が小説に!
大人気声優・佐倉綾音とHoneyWorksのGomが推薦。
【あらすじ】
―ねぇ、ネモ?あの時、私はなんていえばよかったの?
魔女と共に生きる街、ウルガルズ。
魔法学校に通うベナ、サラ、そしてネモラは、禁断の魔法が書かれた本を見つける。
その本いわく、想い人に会えるという『魔女の涙』がウルガルズの大樹にあるという。
興味津々の彼女たちは、三人は一緒に大樹へ向かうが、そこには危険が潜んでいて…。
これは切なくて寂しい、「死者を蘇らせる禁忌術」と3人の魔女と生贄の少年の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
6
所謂楽曲ものという奴。元は全く知らない。黒さがあるファンタジーではある。贖罪というか不条理というか無情というか、あるいは浅慮や軽挙から起きるどうしようもない話。悲劇ではあるが、しかしこう、なんというか、やっぱりこう、勝手に被害者になって勝手に罪の意識がどうたらとか、今の時代にはちょっと共感されないタイプの話ではある。別に断罪されて欲しいわけではないんですが……。MVを知っていたら少しは違う印象になるかもしれませんが、そうではないとちょっと腑に落ちない(胸糞までとは言わないが)話。なんとも。2024/02/08
春彦
0
よかったねぇ…ショートアニメには無かったところを知れてよかった。達者でな…!2025/02/16
ひいろ
0
友人におすすめされたMV。音楽もさることながら、その映像とストーリーの美しさに釘付けになりました。タイミングよく小説が刊行されるというので、楽しみにあたためていた一冊です。大筋の、出逢いと別れと再会の物語という事前情報はあるものの、言葉によって世界観が補完され、人物の過去と心情が丁寧に描かれており、とても満足です。余韻に浸りながらもう一度MVをみると、見え方も変わるのが非常に乙。それにしても、これだけ奥深い作品が個人の卒業制作というのは、信じられないですね。2024/04/05