まず、ちゃんと聴く。 コミュニケーションの質が変わる「聴く」と「伝える」の黄金比

個数:1
紙書籍版価格
¥1,870
  • 電子書籍
  • Reader

まず、ちゃんと聴く。 コミュニケーションの質が変わる「聴く」と「伝える」の黄金比

  • ISBN:9784800591319

ファイル: /

内容説明

【内容紹介】
意見や考え方の違う相手の話を
「我慢をせずに、ちゃんと聴く。」
「叶えないけど、ちゃんと聴く。」
「従わないけど、ちゃんと聴く。」
これは聴き方次第で実現する、と著者は語る。

上司部下の関係であっても、親子関係であっても、上意下達のコミュニケーションだけでは上手くいかないことを実感している人にとって、本書はたくさんのヒントを与えてくれるだろう。

また本書のユニークなところは、聴くことを大切に扱いながらも
「聴くだけでは上手くいかないことがある」
「教える・叱るなどの伝える行為も大切である」
という読者のリアルな悩みに寄り添っているところでもある。

「聴く」についての理論と、実践のための具体的なヒントとともに、聴くと伝えるの両立をどのようにしていくのか?について、本書を通して一緒に考えていきたい。

【推薦者・読者からの声】

伊藤羊一さん(『1分で話せ』)
タイトルを見てピンと来なかった方、まず読んでみてほしい。
著者が積み上げてきた10年の蓄積を、みなが心と体で、正面から受け止めた時、この社会はもっと幸せになる。

梅田悟司さん(『「言葉にできる」は武器になる』)
聴いてくれる人がいるから、話したくなる。
深い対話のはじまりには、いつだって、ちゃんと聴いてくれる人の存在がある。

篠田真貴子さん(『LISTEN』『ALLIANCE』)
これからの企業価値の源泉は独自性や創造性。だから多様性が重視される。
「まず、ちゃんと聴く」、つまり自分とは異なる他者の肯定的意図を受け取るのが出発点だ。
そうすれば事業のパフォーマンスも組織風土も、大きく飛躍すると私は信じている。

堀内勉さん(『読書大全』『ファイナンスの哲学』)
「聴く力」のポイントは「共感力」だ。「相手の立場に立ってみる」、つまり立場を逆転して考えてみるという、視点の「コペルニクス的転回」だ。
でも、ただ考えただけで相手の立場に立てる訳ではない。完全に相手の立場を理解できなくても、その不断の努力を怠らない姿勢こそが「共感力」なのだ。
物事をブレークスルーするために、視点の転換は欠かせない。それがヘーゲルの弁証法で言うアウフヘーベンのための前提なのである。「相手を変えたければ、まず自分が変わらなければならない」と言うが、本書はそのための理論と実践の書なのである。

仲山進也さん(『今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則』)
定義があいまいなビジネス書が多い中、ちゃんと定義されているのが気持ちよく、表層的なノウハウ本に書いてあることへの違和感がちゃんと書いてあって信頼できる。
チームビルディング視点で言えば「心理的柔軟性のつくり方」と「ストーミング(混沌期)の作法」のヒントがいっぱいであった。

三浦将さん(『自分を変える習慣力』『リーダーのコミュニケーション習慣力』)
発売日数日前にして、バカ売れしているらしい。「傾聴」について、これくらい、丁寧に、そして分かりやすく書かれている本なのだから、「そりゃ売れるよな」というのが実感です。

【目次】
第1章 まず、ちゃんと聴く。
第2章 ちゃんと聴くを分解する
第3章 伝えるを分解する
第4章 「聴く」と「伝える」の黄金比 
第5章 「聴く」「伝える」「両立する」3つの技術を高める
第6章 3つの技術を高めた先にあるもの

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまご

19
上司のオススメ。「聞く」と「聴く」の違い。一見言葉遊びのような話だがこれがなかなか面白い。人が話す言葉には全て「発言者本人」にとっての肯定的な意図があり、聞き手側の前提やバイアスを持った状態で聞いても相手の本心に寄り添うことはできない…とのこと。言わんとすることはわかるものの「じゃあ、明日から聞く→聴くにしよう」でサクッと切り替えられるものでもない。が、習得できたら人付き合いがうまくいきそうな気はする。自分は聞けているが聴けてはいなかったなぁ、つまり相手に心から寄り添えていなかったということか…難しい2024/05/07

ひろみ

16
私にとってこの本が実際的に感じたのは、「聴く」ことと「伝える」ことのそれぞれの方法だけでなく、その配分や使い分けを考えている点だった。傾聴が大切な場面と、ただ伝えれば良い場面をどうやって分けるのか。当たり前のことかもしれないけれど、カウンセリングの勉強をしていた時、その内容が「聴く」に偏っている気がして仕方なかったのだ。 そして忘れてはならないのは、状況によらず、人が「肯定的意図」を持っているものとして話を聞く。相手も自分も。 手元に置きたくなって、図書館返却後に購入しました。2025/05/12

ta_chanko

16
「聴く」とはwitoutジャッジメントで耳を傾けること。まずは相手と自分の「肯定的意図」を信じる。そして非言語スキルを高め「心理的安全性」を確保する。そのうえで言語スキルを高める。展開→具体化→抽象化→俯瞰。ちゃんと聴くことで、他者理解を深める。前提として自己理解を深めることや自身のコンディションを高めることも大切。まずは利害関係が薄い相手の話を聴くところから。身近な人との会話は、感情的になりやすくて難しい。相手を否定(ジャッジ)する言葉は、その言葉が強く印象に残り、かえってその発生頻度を高めてしまう。2024/01/31

友蔵

9
ジャッジ、無意識のうちにしてしまうんだよなぁ。でも、聴いて初めて見えてくるものがあるからなぁ。。2025/08/10

かやは

6
まず「手段」ちゃんと「適切に」聴く「意識的に耳を傾ける行為」特に大事なのは「ちゃんと」。「相手の言動の背景には肯定的な意図があると信じている状態で聴く」とりあえず否定から入ってしまうことは多い。「評価・分析・判断をしない」それにはどうしたら良いのかも教えて欲しいところ。自分の中に溜まっていくモヤモヤの付き合い方を今後は考えたほうが良いと感じた。図解があまり頭に入ってこなかった。2024/12/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21516535
  • ご注意事項

最近チェックした商品