内容説明
猛獣や風土病と闘い、前後30年、通算48000キロにおよぶ広大な地域を踏査し、アフリカ探検史上に不朽の業績を残したリヴィングストンの波瀾万丈の探検記!ナビゲーション:山極寿一。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
30
リヴィングストン、ライオンに噛まれている!結構九死に一生を得ている。リヴィングストンは本編でもしょっちゅう熱を出して寝込んでいる。北海道よりも高緯度のスコットランドは、冬になると寒いくらいで、空気は割合乾燥している。赤道直下の熱帯とは真逆の場所だ。育ってきた環境とは全く異なる場所に、長時間いたのだから、まず抵抗力のない子供が亡くなる。リヴィングストンの四女は現地で亡くなり、妻もマラリアで亡くなる。彼は最終的に赤痢で亡くなるが、慢性的に熱が高かったから、あまり気にしていなかったのか。 2023/10/07
renkon
1
現代の視点からはヨーロッパ中心的な描写が気になるところだが、19世紀のイギリス人という時代背景を考えれば当然の反応だろう。むしろ注目すべきは、その精神的な豊かさから来る彼の穏やかな気質であり、そこには信仰の有無を問わず、一人の教養ある人間像が浮かび上がってくる。 人間は誰しも、その時代の思考の構造から逃れられない。それを踏まえた上で、彼がどれほどの熱意を持って探検と布教に命を懸けたのかに思いを馳せると感慨深い。言語、医学、天文といった教養がベースにあるからこそ、彼の見たアフリカが描かれていて面白かった。2026/05/31
Hiroki Nishizumi
1
アフリカの基礎知識を得たいと思い古典である本書を手にしたが、支配者階級目線が鼻について、あまり参考にならなかった感じだ。2025/12/14
YUPO Tetesi
1
業績としては素晴らしいものだと思う。だが白人の、キリスト教徒の優越意識が鼻につく。読み進めるうちに慣れたけど。まあひどい連中だなと思いました。2024/02/06
かめりあ
1
原著は青空文庫で読めるため、これまでは完全な想像の中で楽しむほか無かったが、挿絵や地図、解説は大いに読書体験を豊かにしてくれた。 元京大総長の山極さんの序文も簡潔ながら、現代における本書の意味合いを教えてくれる。 なお、1977年出版の世界探検全集の再版であり、1857年の原著から150年以上経った今でも冒険の興奮は伝わってくる。 冒頭、身の上話をする章があるが、若くして働きながら勉学に励んだとあり、探検の中で植物学・生物学・地学・天文学を中心にその知識をいかんなく発揮しているのがよく分かる。2024/01/17
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