内容説明
高度に技術的進化を遂げた新幹線にも、在来線同様に、駅や車両には多くの人に配慮した案内誘導サインを見ることができる。システムを追求したスマートな設えや一貫したデザインの中にも、現場では知恵をしぼり作った手製の案内板やホワイトボードなど、さまざまな工夫がある。こうした魅力を探り、ときに歴史を紐解き、現地へ赴きながら、「鉄道文字」の名付け親である著者が、その土地、その駅ならではのサインやピクトグラムの奥深さと出会う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
22
多くの人が行き交う鉄道駅。サインは、目的地に向けていかに混乱なく利用者を誘導するかという課題を解決するもの。ピクトグラムに描かれた新幹線車両は、やはり当初の「0系」が「絵になる」し印象的なのは、自分世代特有のものか。動線を示す矢印や色分け、色を識別しにくい人のための文字情報追加など苦心の痕が偲ばれる。危険回避のための注意喚起の文言に「コメット」とあるのは知らなかったし、小倉駅の「お見送りエリア」のような形で乗車客と分ける試みは心遣いさえ感じる。駅利用時には、つい見落としがちになる様々の工夫に眼を向けたい。2024/02/12
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