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内容説明
2022年、この世を去った稀代のプロレスラー・アントニオ猪木。猪木は常に「対世間」を掲げ、プロレスというジャンルに市民権を与えようと、文字通り、格闘してきた。他のプロスポーツのように一般紙が報道することもなく、アマスポーツのように五輪があるわけでもない。格闘技でもスポーツでもないこのプロレスの魅力を世間に訴えてきたその言動は、一介のスポーツ選手のそれとは違う、謎をまとっていた。我々、プロレスファンは、猪木から何を学び取ってきたのか。ベストセラー『教養としてのプロレス』に続く、新たなる”思想書”。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
32
「枯れた技術の水平思考」、任天堂のヒットメーカー横井軍平氏の言葉と云う。「教養」ってこれだろう。著者のお兄さん世代の「浅草キッド」をはじめ、彼らに散々擦られた、プロレス&アントニオ猪木をネタにし、それを通じての森羅万象を見立てる動き。この"プロレス文法"は、同趣味人、同時代人のノスタルジーを最大の引きとしてきた。前者のジェニリックと舐めてかかっていた本書だが、独自のアプローチと視点は、新聞読み比べと時事芸人としての面目を躍如する。一方的断定を排し野暮とする、まさに古典プロレス的、アントニオ猪木的でもある。2025/10/18
ばんだねいっぺい
22
アントニオ猪木について、存分に角度をもって語ってくれたが、まだ、足りないのでおかわりを希望する。それぐらい果てしないし、それぐらい底が深い。2023/10/24
vaudou
7
猪木の奔放さ、観客の理解の追いつかなさを半信半疑のまま受け入れるという一貫した姿勢に貫かれているからこそ、検証の書でもない、また所謂ファンブックとも違う絶妙な距離感がある。その巨大な禅問答の化身の途方もない輝きと、それを前に試される受け手(世間)の構図。ニーチェの箴言を猪木に準えて言及する箇所があるが、まさに猪木が発する一挙手一投足はこちらを深淵に誘うかのよう。特に新間寿氏の歩んだ道のりを思うとその磁場の強さに少し怖さすら覚えるほどだ。これは思索の書だと思った。2023/10/22
qoop
4
強烈に惹かれながらも近づき過ぎず、距離を取って考察対象として猪木を捉えようとする著者。それは猪木を教師/反面教師とすることで自己を形成する行為であり、さらに猪木を通して世界認識の枠組みを模索した過程とその成果が書かれた一冊と云える。 2023/11/02
湘南☆浪漫【Rain Maker】
2
教養本ブームに対してのささやかな抵抗と書いてあるのが何とも、らしい(笑) 亡くなって尚、色々な角度から語られるアントニオ猪木。 自分もそうだけど、それだけ惹かれる魅力があったということ。 つくづく現役の時代に間に合って良かった…。2026/01/13
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