文春文庫<br> わたしの渡世日記 下

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文春文庫
わたしの渡世日記 下

  • 著者名:高峰秀子【著】
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • 文藝春秋(2023/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167587031

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内容説明

昭和を代表する女優・高峰秀子。2024年は生誕100年。

名演出家、成瀬巳喜男の「浮雲」、木下惠介の「二十四の瞳」など多数の映画に出演した戦後。その一方で、スターという虚像から逃れようと、七カ月のパリ独り暮らしをしたり、谷崎潤一郎や志賀直哉、梅原龍三郎らとの交友を楽しんだり。川口松太郎が「人生の指導書」と絶賛した、女優・高峰秀子の一代記。
解説・沢木耕太郎

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

61
2014.01.21(12/18)(つづき)高峰秀子著。 (p351) ◎バズーカお佐和=有吉佐和子。 婚約発表、松山。 当時可愛がってもらっていた伊志井寛夫人から留袖、もらった母のため、母は、なんだ、これは、一度着てるではないか、着たらすぐにゴミ箱だ。松山両親。 リューマチの母、17年間。 麻布の家へは松山は母を背負ってやってきた、「あなたは小さい頃から働いてるんですってね、ふがいない親でごめんなさいね」 私は母となぜこうも違うのだろうと、喜んだり悲しんだり・・・。  2014/01/21

i-miya

46
2013.12.18(12/18)高峰秀子著。 12/12 (p347) 林芙美子の夫君、林緑敏さんから故人は喜んだと思うという手紙。 『放浪記』成瀬巳喜男との別れ。 S44、髪結部さかいちゃんと見舞いにいった。 イジワルジイサン。 「白バックの映画、出てくれる?」 ◎バズーカお佐和。 『浮雲』直後、二人の婚約発表、仲人木下恵介、川口松太郎。 私は松山を母に引き合わせた。 母は、留袖、というだけ。 貧乏な二人、とてもそこまで。 2013/12/18

i-miya

42
2013.11.10(つづき)高峰秀子著。 2013.11.07 (p337) (◎イジワルジイサン=成瀬巳喜男、つづき)。 森雅之はもういない。 『浮雲』 徹底的に痩せること。 S29、『浮雲』(写真)。 成瀬巳喜男もこの世にいないらしい。 認めることは辛すぎてできない。 寡黙、というより意地がわるいくらいしゃべらない。 ヒットしなかったが、二人とも『放浪記』に愛着。 生前の林芙美子の写真をできるだけ見た。 彼女を知る人、生前の彼女のしゃべり方、人柄を聞いて回った。  2013/11/10

i-miya

38
2013.04.03(つづき)高峰秀子著。 2013.04.01 パリ下宿1日目。 マダム・テヴナンとママンと私の3人。 葡萄酒。 初めての酒。 地元の実力者、宴会酒。 献酬、不潔で嫌い。 ベベちゃん、=赤ちゃん。 と呼ばれ、ほっぺにチュウ。 10歳若返り、17歳で通す。 翌日、教会の鐘の音。 陽気で美しい。 お寺の鐘の音とは大違い。 教授の家。 まわりは学生の町、本屋の文房具屋。 画材の店。 お茶の水、文化学院。 朝は、カフェオレ、クロワサン、マーマレード。 2013/04/03

i-miya

36
2013.08.15(つづき)高峰秀子著。 2013.08.15 フランス帰朝、第1作、朝日新聞連載好評、高見順『朝の波紋』、美男子、出演の池部良、上原謙、岡田英次三人足しても及ばない美男子、「尖ったものが怖い、鉛筆の芯の先、錐(きり)、針、全て怖い、白いものも怖い、白い壁」 既に病魔に侵されていたのか。 S35、深沢七郎原作『笛吹川』、木下恵三監督特有の才能、観客の相当先行く。 全編白黒、作者の意図を強調するシーン、カラーで。2013/08/15

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