内容説明
『東京バンドワゴン』シリーズの著者が贈る
住むと幸せになれる不思議な〈場所〉?
30年居つく教授、空手の有段者、DV夫から逃げたシングルマザー。
ワケあり住人と強面の管理人で繰り広げられる心温まる人間ドラマ!
小説家になった羽見晃が入居を決めたのは、墨田区鐘ヶ渕にある築60年、
2階建ての〈マンション フォンティーヌ〉だった。
真っ白いアーチの入口、中庭には噴水と少女像、花壇もあって、フランスにありそうな建物。
管理人の嶌谷さんの腕には本物の入れ墨があったり、大家のリア―ヌさんは78歳のフランス人だったり色々変わっている。
30年もいる教授や生まれた国を追われたハーフの男性とかワケありの人が多く住んでいるけれど、みんな優しくて仲がいい。
ガーデンパーティ中、3号室の三科さんが元DV夫から追われていることを知り、
住人たちで役割分担して守ることに。
でも同時に、思わぬ人物がマンションを訪れていて……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
263
小路 幸也は、「東京バンドワゴン」シリーズ中心に読んでいる作家です。訳アリの善良な人々を引き寄せるマンション フォンティーヌを巡る連作短編集、良作なのでシリーズ化を希望します。作中作 羽見晃作「浅い水たまりを跳ぶ」も読んでみたい。 https://www.sun.s-book.net/slib/slib_detail?isbn=97843966365482023/11/18
モルク
131
中庭に噴水のあるフランス風マンションフォンティーヌ。そこに暮らすちょっと訳ありの住人たちとフランス人の大家さん、そしてムショ帰りの管理人。お互いの事情を少しずつさらけ出し、そしてみんなで受けとめる。不動産屋さんを含めみんないい人たちばかり。大家さんの数奇な運命に驚き、協力して住人のDV元夫を暴力なしで退散させるなどあたたかい気持ちになった。偶然の繋がりが多く上手くいきすぎているのが難点かな。駅からも適度な距離、まわりにお店もありこんな所に住んでみたい。次、空きがあったら教えて下さい。2024/12/06
みかん🍊
107
こんなマンションあったら住んでみたい、中庭があってお洒落で住んでいる住民はみんな善い人たち、深入りはせず何かあれば助け合える、寂しくなったら話相手にもなれる、住み心地のいい帰りたい場所、ワケアリの人を救う場所それぞれ何かしらの縁があって繋がっていく「禍福は糾える縄の如し」悪い事もあっても福がまたやってくる。2024/07/02
Karl Heintz Schneider
102
マンション フォンティーヌは二階建ての小さなマンション スカイツリーを臨む、墨田区・鐘ヶ淵駅のそばにある。部屋は全部で8戸あるが、そのうち2部屋は入居させないようにしている。それには、ある理由があった・・・。小説家を志し、会社を辞めてここに越してきた29歳の羽見晃。てっきり彼女が主人公かと思ったら、語り手が次々と代わって、ここに住む人たちの全貌が明らかになってゆく。実は入居の際もオーナーはある条件を出していた。2023/12/11
hirokun
98
★4 私は、二日に一冊以上のペースで本を読んでいるが、この作品を読んでいると何かホッとして気持ちが落ち着く。 他人の事を自分事として考えられ、そのような人たちと交流が出来、安全、安心を提供してくれる住まいがあり、これだけの事さえあれば人間は人間らしく生きていくことが出来る。そんなことを感じさせてくれる作品。常日頃の在り来たりの生活の中にこそ、人生の基盤となりうるものを構築していく必要があると思う。2023/11/12
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