内容説明
天は照々として誠を照らす――。斬首に立ち会った臨時廻り同心の長尾勘兵衛は、罪人の最期の言葉を受け取ってしまった。多くの者に慕われていた医師は、己の命と引き換えに、一体何を守ろうとしたのか……。「正義を貫くってのは難しいことよのう」生きざまに筋を通すため、この一件、決着をつけねばならぬ。傑作捕物帳シリーズ第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
19
2006年11月徳間文庫刊。うぽっぽ同心十手綴りシリーズ4作目。2023年10月中公文庫新装化。笹りんどう、凍て雲、つわぶきの里、野ぎつね、の4つの連作短編。また騙されてしまった。終活指南を読むはずだったのに、つい新装版を読んでしまった。ほとんど忘れているのは確認できた〜。次は注意しよ〜っと。2023/11/30
ぶんぶん
17
【図書館】うぽっぼ同心の4作目。 淡々と進む話が気持ちが良い。 しかし、山が無い、捕物とか剣戟がないと茶飲み話になってしまう。 まあ、それが「うぽっぼ」の良い処でもあるのだが。 しかし、2006年の作を2023年に再出版したな。 読んだのかも忘れていました、運よく未読でしたが、気を付けねばならないですね。 とにかく、長尾勘兵衛が達者で良かった。2024/02/08
asky0084
1
★★✪☆☆2024/01/24