村上春樹研究

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村上春樹研究

  • 著者名:横道誠
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 株式会社文学通信(2023/10発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784867660188

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内容説明

旧来の作品研究を大きく乗りこえていくにはどうしたらよいか。
本書は村上文学をサンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究からなる、独特の世界文学的構造体として提示する。

先行する作家との関係性、村上自身の渡独体験や作品の外国語訳・映像化作品、さらには「当事者批評」「健跡学」などの視点を導入することで、どのような風景が見えてくるのか。村上作品を取りまく文学的諸現象のポリフォニーは、果たしてどのように聞きとれるのか。刺激的な書。

【村上と世界中の読者を結ぶ媒質は、どのようなものなのだろうか。そこには村上作品の翻訳だけでなく、映像化作品や、村上の影響を受けた創作物、さらには村上に影響を与えた創作物、さらには村上とその作品に関する批評や研究も含まれるというのが、筆者の考え方だ。そして、その全体が村上春樹の作品を世界文学にしているという見解を提示する。】……「序」より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2024/06/15

はむ

0
ユング心理学への理解が浅かったり、村上春樹が「ヒットラー」と表記し続けることを「編集の責任がうんたら」とか言ったり、ネット上の村上春樹に対するしょうもない言説に半端に言及したり、随所で「うーん」となった。/極めつけは後半の、村上春樹を「自閉症」と診断する、曰く「ポスト病跡学」は読んでられなかった。確かに作家は、批評家による批評を無視して良いという権利を行使すべきだな、と思った。2024/10/01

澄川石狩掾

0
バフチンがそのドストエフスキー論で提唱した「ポリフォニー」概念を導入した点に惹かれて読んだ。しかし、本書で村上春樹を論じるにあたり、ポリフォニー(多声性)の概念が有効に働いているかは疑問が残った。2023/11/24

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