内容説明
天気を予測できることわざ、知っていますか? 例えば「アマガエルが鳴くと雨」「ツバメが低く飛ぶと雨」「朝焼けは雨」「夕焼けは晴れ」「暑さ寒さも彼岸まで」「雷三日」などなど……。日本には、昔から言い伝えられてきた、天気に関することわざがたくさんあります。
「これらのことわざの根拠とは?」「本当に天気を予測することができるの?」といった疑問に、山岳気象予報士のパイオニアである著者が答えます! 著者は、日本テレビ「世界の果てまでイッテQ」やNHK「グレートサミッツ」などの撮影を天気予報でサポートしているほか、雲などの自然現象から天気を予測する「観天望気」に関する講演会を多数開催している猪熊隆之さん。
よく耳にすることわざから、地域特有のもの、山や海で役立つもの、著者の経験から編み出したことわざまで、さまざまなことわざ・言い伝えを解説します! 気象に興味のある方、天気を自分で予測したい人、アウトドアが好きな方など必読の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
50
読み友さんの感想を読んで。荒唐無稽なものほど笑えて楽しいので、「あ~したてんきにな~れ!」の靴占いも番外で入れてほしかったなあ。猫飼いなら当たらないと知っている「顔洗い」は、5段階で一つ星なのは当然!…ですが少し寂しいのはなぜかしら。うちのアカトラはめったに顔を洗わない不潔な男なので、もし当たっていたら干ばつが来てます…。2023/10/11
tomtom
18
よく聞く天気にまつわる諺がどう言う理由で言われるようになったかちゃんと理由が書かれていたり、実際の確率も星で表されていてわかりやすい。あまり当てにならない諺もあるのは面白いと思った。2023/10/16
roatsu
16
山岳気象予報の専門家が古来からの天候に関することわざや言い伝えについてその信憑性を考察する興味深い一冊。結論から言えば確実なものは少ない(笑)。だが、気象衛星やレーダーなどの観測技術や学問として確立した気象学など望むべくもない時代、先人たちは日々の生活における経験則や観察の中から気象の不思議に一定のあたりをつけるしかなく、そうした中にあって現代でも通用する法則性を少ないながらも見出していたことは素直に凄いと思う。我が国の立地と地球の運動として永続的に影響する偏西風や梅雨前線、太平洋高気圧などの存在はしか 2023/09/03
Tadashi_N
11
やっぱり雲はあてになる。2024/10/12
てつろう
9
天気に関わることわざの信憑性を星の数でしめして詳しい解説と写真が豊富で読みやすくわかりやすい。事後としておきる事象とはほとんど納得。それを予想とするときに誤解が起きる。2024/08/14