内容説明
累計60万部突破『果てしなき渇き』著者
デビュー20周年記念、待望の新装版!
極悪&痛快なバイオレンス・アクション!
――敬意を払うに値しない相手には相応の死を。
それがあたしの流儀。
殺人強盗放火が日常茶飯事、都会も田舎も等しく極貧にあえぐ20XX年。
東北のアウトロー少女が荒廃した世界を爆走する!
(あらすじ)
20XX年、震災によって荒廃した東北をひとりの少女が爆走する。
稀代の不良・桐崎マヤ――ナイフを常に持ち歩き、目的のためなら手荒い行為もいとわない、通称“切り裂き”マヤ。
時に大麻を収穫すべく舎弟を連れて隣県まで乗り込み、時に強盗放火殺人の容疑をかけられながら真犯人を追いかけ……。
無慈悲な世界を舞台にした連作短編集が、深町秋生デビュー20周年を記念して装いを新たに再臨!
【著者について】
深町秋生
1975年、山形県生まれ。第3回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2005年に『果てしなき渇き』(宝島社)でデビュー。同作は「渇き。」として2014年に映画化。他の著書に「組織犯罪対策課 八神英子」シリーズ(幻冬舎)、「ヘルドッグス」シリーズ(KADOKAWA)など多数。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねりわさび
102
17歳の不良少女マヤを主人公に、大地震の壊滅的余波により治安崩壊した近未来の日本を描いた連作短編アクション小説。誰一人信じられず信じる価値すらもない大人たちとの暴力によるコミュニケーションを続けるマヤと仲間たちの姿が心に残る。バトル描写が多いので深刻な社会風刺作品というより純粋に読み物として楽しめました。面白かったですね。2025/02/02
えみ
45
気持ちのいいほどの暴力。アウトローな世界にあっという間に支配されて、圧倒的な不快と魅力を兼ね備えたカオス状態がやってくる小説。何がそんなに気に入らないのか…「世を呪う=暴力=自由」をある意味何よりわかりやすく表現した結果が、彼女なんだろう。暴虐の女神とでも言うべきか、凄い少女が颯爽と現れた。桐崎マヤ、稀代のワル。ワルなのに好意をもってその動向を追ってしまう。犯罪なのに最低なのに、目が離せない、不思議な気持ちにさせられる1冊。正解のない世界で、自分の世界を正解と信じて疑わない彼女の強さに釘付けにされる。2025/05/24
ぶんぶん
22
【図書館】ナイフ使いのアウトキラー桐崎マヤ、七転八倒の活躍。 ナイフを使ってなぎ倒す、アクション小説と言って良いのだろう。 ただ、後にも先にも思想が付いて無い、ドンパチ物。 読んで「損」をした。 時間が勿体無いと感じた。 アクション物のスカッとした感じも無いし、謎解きのハラハラ感も無いし、単に時間が過ぎたって感じ・・・デビュー20周年記念の「裏書き」に騙された。2024/02/03
達ちゃん
16
スピード感あふれる暴力小説。たまにはこういう話もいいですね。スカッとさせてもらいました。2025/02/23
Yuri
11
新装版に気付かず、既に既読でした…。破天荒なマヤの性格に付いて行くのはなかなか大変。殺伐とした描写の中の山形弁に少しだけほっこりします。2025/03/03
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