内容説明
パールは大忙しだった。クリスマスの飾りつけはまだだし、家族へのプレゼントも買ってないし。そんなとき、友人のネイサンから新聞の文字を切り取って貼った、彼を中傷する内容のクリスマスカードを受け取ったと相談される。同様のカードが他にも三人に届いているらしい。クリスマス前に探偵業はなし、と考えていたにもかかわらず、気になって調べ始めるパール。だが、教会のイベントで殺人が起き、驚くことに、その被害者も例のカードを受け取っていた……! 英国のリゾート地を舞台に、シェフ兼探偵のパールが活躍する好評シリーズ第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
301
これでもかと詰め込んだパールの設定が早くも活かしきれなくなってきている気もするけれど、一作目よりももう少しライトにしてユーモラスな色合いを強めようとした痕跡もあり、試行錯誤の真っ最中だったのかなと推察。映像化を意識していた最中か?シンママ設定がもはやなんの意味もなさなくなってきており、前作の事件を成立させるためだけのフックで終わりそう。せっかくなら、ならではの苦悩も恋愛面で盛り込めばいいのにと思った。中盤の捜査過程にあたる部分が、実際には捜査になっていないので、退屈させない工夫をもう少ししてほしい。2024/07/30
ナミのママ
61
シリーズ2作目。12月14日から始まる本作はクリスマス当日までの12日間で、イギリスの大人のクリスマスが魅了的。開封したカードに悪意ある文章、それが町の住人何人もに配達される。店舗も自宅も忙しいので、探偵業は引き受けない予定のパールだが…。殺人事件が発生したらやっぱりじっとしていられない。マグワイア警部が登場、恋愛、事件、クリスマス料理と盛りだくさんな内容。港町ウィスタブルの住人になり一緒に盛り上がる日々を楽しんだ。あとがきに記載はないが次作はあるのかな?2023/11/22
しゃお
24
〈シェフ探偵パール〉シリーズ2作目。街の住人たちに悪意のあるカードが送られる。果たして差出人は?!更に殺人事件まで発生し、クリスマス時期で大忙しの中、パールが調査すると怪しく見える人物が次々と。犯人については結構意外な人物でしたが、クリスマス時期だけに美味しそうな料理がいっぱい!名前だけではどんな料理か分からないので誰か食べさせて欲しいw そしてウィスタブル観光案内されているかのような描写や、中々進展しないマグワイアとの微笑ましい様子が何より印象に残りました。次作以降も楽しみ!2024/04/12
か
23
シリーズ2。クリスマスシーズンにウィスタブルの住民五人に嫌がらせのクリスマスカードが届き、パールに相談が続く。マグワイア警部が久しぶりに顔を出してくれて、一緒に教会のチャリティに参加すると住民の一人が毒殺されてしまう。殺された住民もカードを受け取っていて…。パールの家族の歴史が描かれノスタルジックで、マグワイアの哀しみの言及もあり可哀想だった。小さな町の近所のいざこざから発展したようにみえる事件。クリスマスに終わるクリスマスストーリーだった。色々美味しそう。2023/12/04
み
20
クリスマスの頃に読めば良かった。一作目は楽しんだハズでしたが、今作は何となく読了…、唐突に謎解きな感じなんだもん。警部とも上手くいってしまったし。3作目は出たら読むかな?2024/05/04
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