内容説明
「あなたの元奥さんが死にました」――フランスから突然入った元妻の訃報。5年ぶりに再会した、11歳の娘アヤと暮らすことになった朝霞昇の日常は一変する。
輸入食品の有名バイヤーとして世界を飛び回っていた昇が、毎日必ず定時で退社。家事をこなし、馴れ親しんだフランスとの文化の違いに戸惑う娘を心配し頭を悩ませる日々……。
まだ距離のあるぎこちない父娘の関係は、昇が心を込めて作る毎日の料理と食卓を通して、やがてかけがえのないものに変わっていく。
食卓で話そう。わけあり父娘の幸せのレシピ。
●登場人物紹介●
朝霞昇(41)
輸入食品の卸会社で商品企画を担当する凄腕バイヤー。仕事に没頭するあまり、フランス人の妻から離婚される。5年ぶりに再び娘と暮らせることになるが……。
朝霞アヤ(11)
幼い頃に両親が離婚し、母の故郷フランスで暮らしていた。母の死後、父・昇に引き取られるが、日本とフランスの文化の違いに馴染めないでいる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
76
この娘、柔道やるの?と思ったけど、たしかになんとなくフランスと言うと女子柔道という感じがする(笑)女子軽量級で、スラッとして手脚の長いフランスの選手と、小柄な日本の選手が戦ってるイメージある。ストリーも楽しめました。2023/11/21
荒川叶
16
文化の違いを受け入れ生活するのさ大変そう。 アヤは頑張って日本の生活に馴染もうとするが難しい… フランの文化について書かれていたのが新しい知識として面白かった。父親が娘の靴紐を結ぶのは地面を固める意味をもつ事。そしてフランス人の結婚はあくまでも愛する人同士がする個人の話しであり、常に幸せを追求する。だから離婚率も高い… 今後のアヤの成長が楽しみ2023/11/05
Hanna
5
フランス人と国際結婚をしたものの離婚、やがて前妻が事故死したことで、娘をパリから日本に引き取り、一緒に暮らすお話。帰国子女ならではの話題って、あまりないから良い。そして、御飯を作る描写がとっても良い。2025/05/14
りょう
4
離婚して妻がフランスに連れ帰っていた娘を、元妻の事故死で東京で引き取って暮らすことになった父親と、娘の物語。設定としては、もっといくらでも広げられるんだろうが、日常の食卓だけにまとめてるのは、成功なのか物足りないのか、評価の分かれるところだと思う。2024/03/28
まゆこ
3
★★★☆☆2024/05/30
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