長恨歌

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長恨歌

  • 著者名:王安憶/飯塚容
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • アストラハウス(2023/10発売)
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  • ISBN:9784908184468

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内容説明

【内容紹介】
「ミス上海の死」を描いた、中国文学の記念碑的作品、待望の邦訳!
茅盾文学賞受賞

上海の街を舞台に、美しき主人公・王チー瑶(ワン・チーヤオ)の青春から死に至る四十年を描く長編小説。
1940年代の虚栄の繁華、50~60年代の困窮と苦難、そして80 年代のロマン的悲劇まで、恋多き主人公の
人生を通して、上海という街の繁栄と虚栄が描かれる傑作。

【作者の言葉】
『長恨歌』は、とてもとても写実的な作品です。
その中で私は、一人の女性の運命を描きましたが、
事実上、この女性は都市の代弁者にすぎません。
私が描いたのは、実のところ、
「上海」という都市の物語なのです。
――― 王 安憶

【推薦文】
ずっと読みたかった傑作小説の邦訳がついに!
王安憶のカメラアイが弄堂(ロンタン)を、路地を、旧フランス租界のアパートをくまなく旋回し、
わたしたちは「上海の淑女」の生きた四十年の虜(とりこ)になる 
 ――― 中島京子(小説家)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

58
戦後間もなく、まだモダンと古風な浪漫が入り混じる趣のあった上海にて「ミス上海」に選ばれた王琦瑶。選ばれてから40年に渡る彼女の軌跡。同時に趣が変容していく上海の様子が各部の序盤にしっかりと描かれている。その点からも「上海」も主人公なのだ。人から好かれる王琦瑶だが、彼女の周りにはそういう人は去っていってしまう。それは彼女自身が間が悪かったり、周囲に興味がなさ過ぎたり、相手に判断を委ねて言い訳するなど、相手に不誠実だったりする点がある。相手の止まり木ではなく、通過点としかならない彼女の生き様に煩悶し通しである2023/12/20

nene

4
租界上海で生まれ、育ち、男性遍歴を経て最後は孤独を持て余す主人公。上海の変遷が彼女の遍歴とともに手に取るように伝わってきて切なくなった。作者自身も触れているがこの小説の雰囲気は張愛玲に似ている。原作も読んだが、翻訳の方が感情移入できた。2024/01/20

路人

3
上海の息吹を直に感じる本。景色、音、匂い、感触、そして味(料理や菜館が多く出てくる)と五感に訴えてくる。上海に没頭してしまった。2024/01/08

KA

3
https://popeyemagazine.jp/post-193904/2023/12/26

massda

2
2005年に上海にど短期語学留学する前に読みたかった。10日もいなかったけど、まだ古い弄堂は残っていたし歴史博物館でオールド上海の模型を見た。故郷の国際都市の衰退を見ながら年老いていくのはきつい。そうそう体験することではないと思うけども。国際都市はロバストなので。2024/02/16

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