内容説明
自衛隊に特殊部隊を創った著者が自らのルーツである父の人生を明かす、『邦人奪還』を越える衝撃作! 士族の家に生まれ、9歳でニトログリセリンを自製。陸軍中野学校の課題を次々とクリアし、教範を作成し直させた異才は、蒋介石暗殺命令を受けるが……特殊戦に生きる者の心情と歴史の闇を描く、迫真ドキュメント・ノベル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はじめさん
11
現在の日本の防諜を司る公安警察。中央で選抜された公安マンを研修するサクラだかチヨダだかの機関の前身とされる、日本のスパイ養成機関・陸軍中野学校。著者の父である、伊藤均の少年期からから学校での訓練、敗戦後の生活を描く。/ 戦後の混乱期を、その特殊能力で生き抜き、ずっと軍属のままでいた殺人マシーン的な同期や後輩と殺し合う、というのはフィクションでたまに見る設定であるが、愚連隊を率いる男のボディガードから若い衆への戦闘訓練顧問とか、戦後編が面白かった。/ 北の将軍家御家騒動で猛毒神経ガスとか特殊部隊は恐ろしや…2024/02/17
newman
8
確かに外伝と言えば外伝。中野学校について少し詳しく教えてもらえると思ったが、そこは期待外れ。著者のお父さんの話。蒋介石暗殺命令を受けた男という副題からはだいぶずれているかも。また、蒋介石が亡くなるまで銃の訓練を続けていたとあるがそんなことが可能だったのだろうかとも考えた。それでも、お父さんは頭が柔軟でどんな環境にあっても活躍できる人間だったんだなと感心した。面白かった。2025/03/14
H
5
とんでもない男がいたものだ。こういう男がまだこの国にいるのであれば希望があるのだが。2023/11/12
ぽぽしゃん
3
この人の本はとにかくはっとさせられます。 戦前、戦中、戦後の時代を生きた異能の主人公が貫いたものは日本人としての道でした。驚きの連続で読み進めながらも、はっとさせられることが多く、ドキドキしましたが読後感は爽やかです。 日本人として生きる道を明るく照らしてくれる希望に満ちた本です。読んで良かったおすすめの一冊です。2023/10/18
ころまる
2
中野学校のことや受けた命令について書かれているかと思ったのですが、著者の父親の人生をなぞっていくものでした。期待していた内容ではなかったけれど、とても面白かったです。まさにあの時代に求められていた才能を持った人材だったのではないかと思います。2024/06/13




