角川春樹事務所<br> ブラックシープ・キーパー

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

角川春樹事務所
ブラックシープ・キーパー

  • ISBN:9784758413435

ファイル: /

内容説明

異能力を持つ元警察官の桐也は、2年前に姉が精神を病んでいく姿に耐えられず、自らの手で姉を撃ったトラウマに囚われていた。そんな自己嫌悪と孤独に苛まれる日常の中で、無垢なある少女に出会う。この日から、桐也は、生きるための小さな光を見つけていく。映画『レオン』と『ブレードランナー』へのオマージュを込めた、近未来の札幌を舞台に描く希望と再生の物語。選考委員が温かく応援!今野敏氏絶賛の第11回角川春樹小説賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

55
う~ん。思わぬ拾い物をした気分です。札幌を舞台にした近未来SFアクション・・と言うらしいですが、私にとっては姉を銃で撃たねばならなかった弟の桐也と突然登場したヨウの幼い恋の物語とでもいうのでしょうか。私にはややこしい超能力バトルはわかりません。それよりも今の世の中コロナで騒ぎ回っていますが、いつこのようなややこしい羊や羊飼い等と言う異能者が細菌とか遺伝子操作などで登場するやも知れません。2025年から28年・・あらまぁ私まだ生きてそう(^^;。困りますねぇ2021/06/19

とろとろ

52
近未来の札幌を舞台に描く超能力バトルとな?。「羊飼い」という異能者と羊飼いの「羊」との交流?。自分の精神を消耗するのではなく他人の精神を犠牲にするという設定は面白いが、それって知らないうちに誰かに貯金を引き出されているような状況?。羊を浪費すると精神崩壊してしまうというのは破産を意味するのかしら?。「レオン」と「ブレードランナー」のオマージュとかあるけれど、ちっとも似てない。それより「ジョジョの奇妙な冒険」の方が似合うみたいな?。それに「ワンピース」的な要素もあるのかな?。とにかく疑問だらけ。なんかなぁ。2020/11/20

糸巻

22
第11回角川春樹小説賞受賞作品。近未来の札幌を舞台に『羊飼い』と呼ばれる特殊能力を持った主人公・桐也と『電気羊』のヨウの出会いから描かれる。「レオン」と「ブレードランナー」のオマージュ作品らしい。桐也がヨウを側に置いて世話をしたり、ヨウが段々と人間らしい感情を持つようになる過程は要るのだろうか。どこか甘々しさを感じさせてライトな雰囲気は小説っぽくなかった。アニメ化したら面白いかも。2019/11/11

san0604

17
こういう話は好き。楽しく読めた。 この前 映画化した ダイナー に近い爽快感がある。 近未来アクション? また ヨウ も可愛い。 ぜひ 映画化してほしい。2019/11/05

ソルト佐藤

16
能力ものは、最近飽きてきた感があるけれど、これは、ヨウと主人公の関係性が良くて面白い。最後の方ほうが、二人にぐっとくる。SFやファンタジー的な架空な街ではなく、札幌限定の舞台なのも、空気感があって良い感じ!2019/10/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14455271
  • ご注意事項

最近チェックした商品