名前のない鍋、きょうの鍋

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名前のない鍋、きょうの鍋

  • 著者名:白央篤司【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 光文社(2023/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334101015

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内容説明

自宅にお邪魔し同じ食卓で一緒に鍋をつつくと、湯気の向こうにその人が見えてくる――名もなき鍋が雄弁に語る、それぞれのかけがえのない生活や思い、人生とは。大事な人の思い出が詰まった追憶の鍋もあれば、栄養バランスや手軽さを優先した合理的な鍋もある。「鍋とはこういうものである」という枠組みをはずし、鍋を通して人と語る18編。あなたの家の「名前のない鍋」は何を語ってくれますか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よこたん

37
“私はこの『塩ぽんず』に鍋の出汁をちょっと入れてゆずこしょう少々を溶き、煮えたキャベツと豚しゃぶ肉をつけて食べるとき、心から幸せな気持ちになる。” うわー食べたい。子どもの頃は、わーい鍋だ!とはならなかったのに、今では隙あらば鍋を企てている。野菜肉魚と好きな具を、好きな味でぐつぐつと。つけダレも各々好きなように。なんて自由。同じ具のセットを用意しても、家庭ごとに出来上がりは違ってくる。これ入れたらおいしいよね?これ省いてもオッケーやね?で、わが家の鍋になっていく。18名の鍋から見える、暮らしと人生。 2024/01/22

きゅー

7
18人のいつもの鍋が紹介されている。鍋の素を使う人もいるが、ほとんどは適当に自分で味付けをしている人ばかり。ふと考えてみると自分も鍋の素に頼り切ってしまっていたなあと思う。それこそ秋から冬になればスーパーの一角は鍋コーナーで溢れている。しかし、以前は昆布だしにポン酢で鍋をするのが普通だった。いつから整った味で鍋をするのが普通になってしまったのか(ミツカンのごま豆乳鍋からかも)。いまはジメジメとした初夏だけど、時には我が家の味付けの鍋もいいかもしれない。2025/05/21

もけうに

7
とても面白かった!市井の人々の、「ふだんの鍋」を見られるのが楽しい。鍋を通して普段の食生活・料理感・仕事・人生まで見えてくる。新鮮な食材に拘るものから、鍋つゆの素を使ったお手軽なもの、ごった煮タイプ、と様々。でもどれも美味しそう。鍋は凝ろうと思えばどこまでも凝れるし、時間が無い時にお手軽に美味しく栄養を摂ることも出来る。私も一人暮らしの時には散々お世話になった。まだ連載は続いているようなので、続編にも期待。2024/02/05

mame

7
市井の人たちへの取材をまとめた本。それぞれの鍋や話が興味深い。「おべんとうの時間」やNHKのサラメシが好きなら、楽しめると思う。2024/01/28

あるぱか

3
ポッドキャストで紹介されて気になっていた本です。市政の人の手作りの鍋からその人の人生や食の価値観を紐解く内容。今までお弁当や台所に焦点を当てたものはありましたが、お鍋は初めてでした。1人でも複数でも楽しめる自由度が高いからこそ、そこに求めているものに色々な違いがあり、とても興味深かったです。2025/05/27

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