内容説明
朝まで歌い続けた祖父の声、夢でしか会えない祖母の感触、旅の夜に聞いた息子の本音――。どんなに近くに暮らしていても、いちばん分からない。だから尋ねてみた。「あの時ってさ……」。知れば知るほど、もっと大好きになるから、家族って不思議だ。なにげなくて愛おしい記憶のかけらを拾い集めた、20のエピソード。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
56
スズキナオさんは、新作が出るのを楽しみにしている作家の一人です。今までは、どちらかというと脱力系の作品でしたが、今回は家族を綴ったエッセイになっています。随所にスズキナオさんらしさも感じられ、しんみりとした素敵なエッセイでした。2024/10/01
水色系
20
スズキナオさん自身の家族エッセイ。しみじみと良い…。自分が育った家族。大人になって築いた家族。【なぜこの人たちと、こうして一緒にいるんだろう。「だって家族だから」】(P214)。一緒にいることになった起点は、突きつめれば「たまたま」。でも、情が深い。私にとっても家族とはそういうものだ。親戚と酒飲むの、ちょっといいなあ。2024/09/28
ほし
17
スズキナオさんの本は好きでよく読むのですが、家族をテーマにしたこの本ではこれまでになくスズキナオさんのパーソナルな部分が描かれています。どの話も儚さとユーモアと人生の不思議さに満ちていて、読んでいると自分がもう忘れてしまった過去の時間の連なりのうえに今生活しているのだな、と改めて感じさせられました。抗い用のない時の流れの中で、なぜか一緒に生きることになった家族という存在。スズキナオさんの新境地にして、最高の一冊です。2023/11/18
たっきー
16
家族についてのエッセイ。昔のエピソードも現在のエピソードもたっぷり。親戚の集まりなど、今となっては懐かしいというくらいの私からすると、羨ましい反面、必ずしも良いことばかりではないだろうなと思う部分も。2人のお子さん(特に次男)のエピソードが楽しく、可愛らしく、心温まる。妻の宝塚オタクっぷりはその気持ちがよくわかる。著者がなぜ何公演も観劇にいくのか、という疑問に対して妻が「観るしかないねん」と言うの、私が言うときも全く同じ(バンギャ)。そう、観るしかないし、行くしかない。2024/01/04
lily
12
「与えられた時間が有限であることを実感した何百回、何千回目の今を、今度こそ私はしっかり掴むのだ。」『家から数分の旅館に泊まる』で既読の著者が語る家族のあれこれ。肩肘張らない文章が心地よく、自分より少し年上の子供がいる著者の状況に(イクメンでない部分も含めて)共感するところが多かった。何といってもタイトルが秀逸。日々の何気ない思い出を大切にしていきたいと感じさせる一冊。昔の写真や動画を見返したら時の流れの早さに泣きそうになるので見ないというくだり、すごくわかる…2026/01/09
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