内容説明
自由を愛し、人間の本質を問い続けた、ノーベル文学賞作家ヘルマン・ヘッセ。
本書は、ヘッセの小説・随筆・詩から名言を厳選し、解説を加えた。揺るぎない人生の指針と、“たいせつなこと”を語りかける珠玉のメッセージ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mukimi
117
ヘッセは車輪の下とデミアンしか読めていないがそれらはとても深い思索をくれた。本書はヘッセの言葉を抽出して解説を加えるものだが、こうして断片だけ触れるのはヘッセの人生と思考の深遠さを思うと畏れ多いことしてるなぁという気にも少しなった。幸福とは「輝いている最中にすでに色褪せ始め、無常の息吹に吹き飛ばされようとする恍惚の瞬間である」「追い求めている限り手に入らない」との言葉は、謎の焦燥感に突き動かされ幸福や満足を求める自分の心を落ち着かせてくれた。まず「シッダールタ」読みたい。自分にとって大切な一冊になる予感。2024/01/24
金吾
17
ヘッセの本からの抜粋と著者の感想からなっています。いいなあと感じる言葉はありますが、著作全体から見ないとその言葉の意図はわからないのかも知れないとも感じ、『ヘッセの読書術』『シッダールタ』『少年の日の思い出』を読みたくなりました。2024/01/28
joyjoy
16
中学校図書館。主人公の死で終わる小説を受け入れられる自分はちょっと大人になったのかも、と、学生時代に思わせてくれたヘッセ。その作品の数々から、選り抜きの言葉を著者の解説と共に味わう。ひとつ選ぶなら、「(ある本を)ほんの偶然に読んだときに深い印象を受けたならば、少したってからそれをもう一度読んでみるべきである。」何度も繰り返し読んでいる本、自分にはあるのか? 本棚を整理しながら、見返してみよう。2026/01/14
みか
10
ヘッセの本は前々から読んでみたいと思っていたけど、ますます読みたくなった。沢山の著書があるようだなぁ。昔、高校放送コンクールで朗読部門の課題の中に「車輪の下」があって、朗読部門に出る同級生が読んでいた。(因みに私はアナウンス・DJ部門だった)それが気になっていたのを思い出す。当時私は本の面白さを知らず、とても読めそうもないと初めから諦めていた。今なら読めそうな気がするので、機会があれば気負わずに読んでみたい。2017/06/21
テツ
8
ヘッセの言葉を紹介しつつ解説もしてくれているので、あまり馴染みのない方にも読みやすい作りになっている。ヘッセの感受性、世界の捉え方、そして常に自らであれということ。自らという存在を探求し続けよということ。人生で大切なことはすべてヘッセが教えてくれたとは決して思わないけれど、人生で出逢う全ての存在、全ての出来事をどう受け入れるかということについてはかなりの部分をヘッセに教わったと思う。2015/07/16




