内容説明
現代の日本人が、仏教と心理学・心理療法の両方を統合したかたちで、日常生活に活かして使うためのヒントがつまっている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かわかみ
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かねてより、仏教(特に禅宗)とエリスの論理療法はよく似たことを言っていると感じていたけれど、唯識もそうなのだとは本書を読んで知った。唯識は学説から論理的に導き出されただけでなく禅定の経験で裏づけられているようなので、専門的に修行しないと本当に分かることはできないだろう。ただ、本書で述べているように唯識仏教の方便として論理療法を活用すれば菩薩に少しだけ近い人間になれるかもしれない。また、マズローの欲求段階説への言及は重要。私は仏教の三法印の世界観を踏まえてマズローとエリスの考え方を活用していきたい。2021/11/01
Kimitaka Imaizumi
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唯識で説くマナ識とアーラヤ識はまさに心理学における意識と無意識、自我と自己ではないか。二千年前に深層心理に着目し、合理的な教義へと体系化した大乗仏教に驚嘆する。これほどの合理的論理を持つ仏教が、なぜ日本で現在のような宗教的、呪術的側面ばかり強化されたものに変容してしまったのか…2018/10/02
豪力春太
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好き。2007/09/15
村岡 康裕
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元来バラバラな存在がつながり関係を持っているのではなく、元々一体だったものが区別されて認識されているという捉え方に、時代を越えた人類の叡智を感じた。 むなしさ、落ち込み、不安、怒り、嫉妬などの日々の悩み、感情的なトラブルなどの日常の「苦」を、どのようにの解消・軽減していくのか、読みやすい論調で書かれている。 社会構成主義も、クリティカルシンキングも、認識論も、心理構造も、学習段階理論などの要素も含まれるように感じ、東洋の智慧が巡り巡って「翻訳」されて、最先端理論になっているようにも感じた。 2022/09/20




