内容説明
「僕にとってお笑いは、人に好きになってもらい、かつ自分を好きでいるための処世術なんです」(EXIT兼近大樹)
「笑いがない世界では、私たちは生き延びていくことさえ難しい」(中野信子)
なぜ人間だけがお金を払ってまで笑うのか? 「いじり」と「いじめ」はどこが違うのか? 笑いとリテラシーはどう関係しているのか? 「地アタマが良い」とはどういうことか?
「なぜ、私たちは笑いを必要とするのか」を大テーマにくり広げられる異色対談。兼近さんが見た、お笑い界のレジェンドたちがくり出すテクニックは、人間の奥底にある心理を刺激する方法だと中野さんは言います。
お笑い芸人のコミュニケーション力や、芸人が「おいしい」と思う状況、上手なリアクションを理解すれば、仕事はもちろん人間関係を豊かにしてくれることでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
66
めっちゃ面白かった😙脳科学者、医学博士、認知科学者の中野信子先生と、お笑いコンビEXITの「かねちー」こと兼近大樹の異色コンビによる対談本。冒頭から断っているように、この本は脳科学からお笑いを分析する本ではありませんとのこと。人間にとって笑いとは何なのか、また両人の芸人論・芸人の地アタマについて、軽妙なトークとともに展開しています。意外と教育の話も含んでたりします。個人的には、中野信子先生の脳科学のお話とかねちーのお笑い理論が一冊に収まっていて、とてもオトクな気がしました。2024/12/24
gtn
30
「平凡や普通を知ろうとすること」「長いモノに巻かれつつ光ること」「側にある優しさに気づくこと」この三点は兼近が紆余曲折の末、悟ったものだが、すべて腑に落ちる。中野は、バッシングがあろうと炎上しようと、一過性のものにする兼近の能力を、「地頭の良さ」と表現。高学歴者は"笑い"を理解する能力に劣るという具体的データも示す。私も、笑いこそ至上と信じ、娘に積極的にお笑い番組を見せてきたことに自信を得る。なお、中野がお笑い第七世代に「金属バット」を挙げており、思わず噴き出した。2024/05/12
assam2005
23
接点がないように思われるこの二人の会話。意外と面白い。お互いが違う世界を興味本位で覗いてみたら、珍しく、面白い世界が見えた、という感じ。兼近がもう一度勉強し直したいと相談したところ、中野先生が高卒認定を勧め、それをサポートしているとのこと。逆にお笑いに対しては兼近が先生に。見た目とは違う真面目な姿のギャップ、笑いに対しての考察の鋭さ・深さに、「なんという才能でしょう。かねちー、恐ろしい子…!(白目)」とある。怯むことなく「やってみよう」と思い、怯むことなく行動できるのは才能だろうか?スキルだろうか?2024/01/11
金吾
22
軽快な対話の中にも、笑いや地頭に対する考え方が印象に残りました。2025/04/27
読書は人生を明るく照らす灯り
20
📕読んだ理由📕中野信子先生のファンだから 📘読んだ感想📘お笑い芸人として答えてるのか、コメンテーターとして答えてるのか、話題に対して顔を変えられると、読んでる方としてよく分からなくなる。個人的にはお笑い芸人は、お笑いに専念してコメンテーター等はしてほしくないなぁと。劇場で現場で笑いを追求する職業として、夢と希望と笑いを注いで欲しい 📗読んだ後の行動📗中野信子さんが興味ある事に、興味を持ち続ける 2024/05/02
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