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内容説明
ある日、山寺のてんじょうから、こげ茶色の小さな生きものがぽとっと落ちてきました。ひづるさんは、このなにかわからない生きもののおかあさんになることに……野生動物と人間とのかかわりを考えるノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビシャカナ
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山寺の掃除中に天井から落ちてきた何だかよくわからない生き物の赤ちゃんはテンだった。テンはごく普通の家庭の奥さんの元で育てられ、仲間内でも人気者になり元気に育つ。脱走して弱ったり、野生に帰すための訓練もあり、ペットの犬との住み分けもあり、行政からすればテンは害獣でもあり、苦労も多いがそれだけに愛着も強くなり親子のようにもなる。しかし野生に返る日はまったくの突然、庭で遊んでそのまま。野生動物と人とのつきあいは一通りではないが、考えるきっかけはある。2022/01/26
Midori Matsuoka
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山寺の掃除のボランティアをしているひづるさんのもとに天井から何かが落ちてきた。 家に連れて帰り獣医さんに見てもらうとそれは「テン」の赤ちゃんだった。 野生動物のテンちゃんをか手探りで世話するひづるさん一家とテンちゃんの成長~自然へ帰って行くまでの日々を追ったノンフィクション作品。 小学生低~中学年くらいが読みやすい文章とかわいらしいテンちゃんの写真が魅力的。 野生動物の成長の様子といつかは自然に帰さないといけないと葛藤するひづるさんの心情が丁寧に書かれている。 動物の記録としてもとても親切。2019/02/10