内容説明
浅野内匠頭の家来、堀部安兵衛と奥田孫太夫に吉良上野介の中小姓である清水一学。同じ一刀流の堀内道場に通いながら、敵味方にわかれざるをえなかった彼らを師の視点から描いた「元禄一刀流」や、新陰流の開祖、上泉伊勢守の戦国武将としての姿を描いた「上泉伊勢守」など、文庫に収録されていなかった作品7編を収録したオリジナル文庫。
感想・レビュー
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HaruNuevo
8
池波正太郎さん生誕100年の今年、これまで池波正太郎さんの著書には収録されていなかった中短編を新たに文庫化。 作家人生初期の作品が多いが、その後に描かれる長編の土台となった作品もある。 解説では言及されていなかったけど、仇討ち奇譚とでも呼ぶべき『かたき討ち』は、後に剣客商売シリーズ中の一編のベースとなってるよな。2023/12/04
niz001
2
久しぶりに読む池波正太郎さん。正確には「前半分を占める中編が池波正太郎の文庫に収録されるのは初(他のは本当に初文庫化)作品集」。2023/11/07
asky0084
1
★✪☆☆☆2024/03/04