コミックエッセイ<br> 精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について

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コミックエッセイ
精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について

  • 著者名:もつお【著者】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • KADOKAWA(2023/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046829726

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内容説明

高校2年の春、摂食障害で体調を崩した私は、精神科病棟へ入院した。私物は没収され、家族とも会えない空間で、私は同じ病棟で生活する人々と出会う。
それまでの人生が一変するような絶望のなかで、少女は何を感じ、どのように再び前を向くのか。
話題作『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』の作者が自身の経験をモデルに挑む、困難と希望を描くセミフィクション。

【あらすじ】高校2年生の春、加藤ミモリは摂食障害で精神科病棟へ入院した。スマホなどの私物は没収され、家族とも会えない外部と遮断された空間で、自由にベッドから降りることすら禁じられた病棟での日々。ミモリは新しい環境に戸惑い、悲嘆に暮れながらも、やがて同じ病棟で生活を送る人々と交流するようになる。いつも廊下で倒れている人、一言も喋らない人、手が赤くなるまで消毒をする人、いつから入院しているのか謎の人、そして自分と同じ病気を持つ人……一風変わった入院患者たちの存在は、いつしかミモリの気持ちに変化を促していくのだった。

【解説】
松本俊彦(精神科医)

【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】
「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

62
【戸惑い悲嘆しつつ、病棟で生活を送る人々と交流するように――】高校2年生が、摂食障害で精神科病棟に入院。その立ち行かない青春の日々を描いたコミック。解説は松本俊彦先生。「あとがき」で、<ラジオ体操をする患者さんたちの前でボロボロ泣いた入院初日、家族と喧嘩になった面会の日、看護師さんに背中をさすってもらった日、病棟の患者さんを見送った日、見送られた日…。つらかったこと、楽しかったこと、本当にたくさんのことがありましたが、振り返ると全部が大切な日々であり、きっとその日々こそ、私にとっての青春だったのだ>と。⇒2025/02/11

たまきら

45
KU、タイトルの切られるような純粋さに惹かれて。十代の危うさ…自己を確立しようとしている精神は、「友人」の悪意で翻弄されてしまうことがある。…みんなが靴を褒めるエピソードが、なぜか温かく感じました。精一杯のエールなのかもな。2024/10/05

みなみ

9
KindleUnlimitedで読了。友人の言葉から摂食障害になってしまったミモリ。他人の評価に合わせ続けていると精神のバランスを崩してしまうんだなあ。お父さんは抑圧的だし友人グループは退院後も相変わらず攻撃的なので、精神科病棟での体験と仲間を拠り所にちゃんと言い返せるようになったミモリは本当に強くなったのだ。手足の描き方(演出も含めて)でミモリの変化を表しており、表現が秀逸。最後にトガワさんとミモリが邂逅する場面は痩せこけた頬のトガワさんともはや棒のようではない足のミモリが対照的に描かれ残酷さを感じた。2024/10/15

ちろ

5
よく頑張ったねっていいたい2024/06/12

ごま麦茶

5
著者さんが高校時代に精神科病棟に入院した体験を元に、架空の人やお話を織り交ぜたセミフィクションのコミックエッセイ。精神科病棟はやはり未知で、知らないからこそ、怖いような閉じ込められて出られないみたいなイメージがありました。この本を読んで、闘病の苦しさもあるけれど、穏やかに過ぎている時間もあって、知らなかった世界を少し知れたような気がしました。こうやって知れるって有難いです。苦しんでる人が、精神科病棟は怖いところだと思って入院を避けて悪化させてしまうこともきっとあると思うので、知るきっかけになったらいいなぁ2024/04/10

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