徳間文庫 海商

著者名：鈴峯紅也【著】

徳間書店（2023/10発売）

• ISBN：9784198948948

内容説明

「商人は夢や希望も売れるんだ！」

時に冷酷に。時に情に厚く。知力と財力で、人を繋ぎ、自らも暗躍する。
山本音吉が世界を相手に天賦の才を発揮する！

大人気警察小説シリーズの著者が放つ歴史巨編。
音吉は『警視庁公安J』小日向純也の原点だ！

山本音吉は、天保三年に弁才船で出航した。しかし船は難破。漂流後、辿り着いたのは異国の地であった。帰国することも許されず、音吉は海外で生き抜くこととなり……。
日本人として初めて英国に立ち、一流商社で才を発揮した山本音吉＝ジョン・М・オトソン。日英和親条約の締結にも尽力、福沢諭吉にも影響を与えながらも、ついに故国に帰ることのなかった男の烈々たる生涯を描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[万論]

これって始まりの物語？上手くいっているのに、この漂う寂寥感は何？シリーズ物の真ん中にあえて刊行されたのはやっぱり意味があるのか。一つの物語として充分ありだけど、気になる。

2023/11/09

[さるお]

上野のボスが登場するとは…。日本人らしく日本人ではない音吉の生き様に尊敬。

2023/12/03