朝日文庫<br> 知の編集工学 増補版

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朝日文庫
知の編集工学 増補版

  • 著者名:松岡正剛【著】
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • 朝日新聞出版(2023/10発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022620835

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内容説明

編集とは、情報の出し入れの間の営みであり、編集工学とは、情報社会をもっとおもしろく生きるための技法である。編集工学研究所を率いる著者が情報編集術を説く。著者の原点にして頂点とも言える名著を、大幅加筆修正した増補版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

23
朝日文庫の新刊です。知る人ぞ知る、『本の虫』を通り越して『本の化物』と私が呼んでいる松岡正剛さんの原点とも言える代表作が大幅加筆の上文庫で復刊されました。松岡さんは昔は雑誌『遊』を出してた工作舎出身で、今は編集工学研究所の所長をしています。角川ソフィア文庫から出してる『千夜千冊』などが有名で、私も若い頃は『遊』は買ってデザインの素晴らしさに惚れ込みました。この本では編集工学とはどういうものかを分かりやすく教えてくれます。短期記憶も長期記憶も全ては編集されて脳に収まっているからこそ、並列して想起できるのだ。2023/11/01

緋莢

14
図書館本。2001年に刊行された文庫の増補版(単行本は1996年に刊行)<編集とは「該当する対象の情報の特徴を読みとき、それを新たな意匠で変化させ、再生するものだ」>というのが、最初の方に出てきます。そして、これは誰もが 日々、行っているものなのですが、<いったい自分がどのように編集しているのか、それを自分で知ることはなかなか難しい>とも書いています。著者は、編集工学を準備するにあたり(続く。2024/01/20

アドソ

12
この30年、背伸びしながらも松岡さんの本に喰らいついてきて、その歴史も感じながらの総まとめ。編集工学とは○○だ、のような説明はない。○○の××は編集工学的だ、という説明が続く。編集とは主語的ではなく述語的だってこういうことかなと思いながら。PCがまだ全然パーソナルではなかった時代に、ハイパーテキスト的な相互参照世界を予見してきた人。それゆえ「インターネットを考えた人(もちろん編集工学的な意味で)」と見做されてるんだな。これからのAI時代をどう見てるのだろうか。2024/02/11

mirie0908

5
新年読了1冊目。少し前に読んだ東浩紀『訂正する力』の「訂正」と「編集」って似てるとこあるな、と思い読み進める。松岡正剛じつは読むの初めてなんだが情報の方法論や道具論に傾倒した人という印象。連想&飛び先の話題は多岐にわたりめまいがするほどで、面白かったがちょっと衒学的かもとも思た。2024/01/03

みーちん

4
以前ある方のブログでこの本の存在を知り、いつか読んでみたいと思っていたところに増補版が出たので手に取ってみました。「編集」をはじめとする著者独特の概念は言葉そのものは平易であっても抽象的な部分も多く難解で、著書の中でその前提や意味について様々な事例を交えて解説してくれてはいるのですが、正直今の自分が読むには時期尚早でした。知的好奇心を刺激してくれるはずのテーマを多く扱っているのにそれが理解できないのは悔しい。だからまたいつか戻ってこようと思います。2023/12/31

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