ちくま新書<br> 実践!クリティカル・シンキング

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ちくま新書
実践!クリティカル・シンキング

  • 著者名:丹治信春【著者】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 筑摩書房(2023/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480075550

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内容説明

クリティカル・シンキングの目的は、与えられた推論が正しいか正しくないかを判断し、正しくないときにはどこがどのように間違っているのか見つけ出す能力を鍛えることだ。そのために自分の頭で論理的に考える「思考力」を身につけることは欠かせない。しかし、その「思考力」は生まれ持ったセンスで決まるものではない。推論の型を「構造図」としてとらえる訓練を積むことで身につく能力なのだ。新しく、実用的なクリティカル・シンキング入門。

目次

まえがき/第1章 「推論」としての「考える」こと/1・1 「推論」の基礎を知る/「論理的に考える」とは/推論の確実さ/理由表示語と結論表示語/「認識根拠」と「存在根拠」/1・2 「推論」の理解をもう一歩進める/推論と条件文/少し複雑な推論/理由からの推論と、仮定からの推論/第2章 推論の構造/2・1 推論の基本構造/構造図/文と主張/基本理由、中間結論、最終結論/2・2 構造把握のレベルアップ/複雑な推論の構造図/2種類の推論の混在/推論の主張化/2・3 推論の周辺/暗黙の前提/コメント/第3章 いくつかの気を付けるべきポイント/3・1 必要条件と十分条件/3・2 因果関係と相関関係/3・3 「割合」を考える/3・4 多義性/3・5 否定詞「……ない」の使い方/第4章 推論を評価する/4・1 存在根拠を与える推論の評価/4・2 認識根拠を与える推論の評価/練習問題解答・解説

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

42
あまりにも読まれていない。著者に同情する。理由は容易に推し量ることができる。途中でスポーツや演奏に例えているように、本書は実践の書だ。何かの知識を増やす本ではない。例文を推論の構造に分解してみせるのだが、恐らく途中でイヤになってしまうのは、その読解に時間とアタマが掛かるのと、せっかく読み込んだ説明と読者の考え方の違いをそれ以上埋められなくなるからだろう。目の前で実践してもらえたら違う。少なくとも論理の知識が身に付くことはあるのかなとも思うが、言葉の曖昧さや日本語の融通無碍なところが改善できるわけでもない。2024/04/10

まゆまゆ

9
様々な例文を通じてクリティカルシンキングの考え方を学び鍛える内容。論理的に考える、ということは、推論によって結論の正しさを論証すること。暗黙の前提、ことばの多義性を意識して文脈を読み取ること。必要条件と十分条件、因果関係と相関関係まで及ぶと複雑化して分解するのは大変だが、練習あるのみか(笑)2024/01/04

氷柱

4
1042作目。1月11日から。論理についての作品。難しく奥が深いの一言に尽きる。エビデンスになる情報が正確なものかどうかで結論の正しさが変わって来る。正確な情報であるかのように見せかけて、意外と個人の思い込みであることが結論を支えていることもあるので、注意が必要だ。そんなことを教えてくれる一作。しっかり理解し応用をきちんと利かせることができれば物事の解釈もスムーズにいくのだろうが、長年取り組んでいる作者ですら気付きを得ることのある分野だというのだからその手ごわさは計り知れない。2024/01/14

startvalue

1
★★★2023/10/24

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