うれしい近況

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うれしい近況

  • 著者名:岡野大嗣
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 太田出版(2023/10発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784778318949

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内容説明

※電子版は、紙版の内容と一部異なる箇所がございます。

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小さな暮らしが歌になる

岡野大嗣 第4歌集「うれしい近況」

誰だろう毛布をかけてくれたのは わからないからしあわせだった

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

97
タイトルといい装丁といい、手に取らずにはいられなかった歌集。内容もさりげなく切り取られた日常に優しさがにじみ出てる感じでとても良かったです。 ※鶴にするために正方形にした長方形のかわいい余分 ※きみの撮るきみの近所はうつくしい世界遺産も間近だろうね ※見たいなあ、みたいなものが古くなる 見えるものだけ見ているうちに ※ジャケットで損をしているアルバムを損の分まで愛してこそだ ※誰だろう毛布をかけてくれたのは わからないからしあわせだった 2023/12/12

けんとまん1007

57
なんだろう・・・うれしい近況というタイトル。気分が軽くなる。日々の暮らしの中から、そっと取り出したような言葉が綴られているが心地よい。その距離感が、とてもいい塩梅なのだと思う。こういう世界観は、いろいろな場面で大切にしたい。2023/12/28

碧緑(あおみどり)旧だいだい

21
「音楽」からあまり間を置かず出された第四歌集。軽いノリに見えて、読み方によっては深いところをぐさりと刺されるような歌。著者の意図としては、私性を廃しているはずだが、やや仙人みたいな架空の人物像が浮かんでくる気がする。インターネットで公開されていた既出作品が大半を占めるが、まとめて読むとまた別の味わいがある。本の真ん中あたりにショートストーリーがあり、三ヶ所程度に面白い仕掛けがある。Kindle本にはない、紙の本ならではの遊びが嬉しい。そして、この歌集には後書きがなない。2023/10/08

水色系

20
装丁からもう神。タイトル、表紙、内容、すべてにおいてやさしいが詰まっている。好き→ほとんどは持って歩いた日の帰路にジャケットをハグみたいに羽織る(P27)/音ゲーの上級みたいに過ぎていく夜景のどこになら生きられる?(P56)/大丈夫なのは知ってる話半分に聞くから打ち明けてみて(P62)/裾がいい服を着ていく今日たぶん俯きがちなわたしのために(P90)/ひどいこと言ってしまって夢のなかとはいえ言われるよりこたえてる(P126)/へたに連絡はできないゲームでもして生き延びてくれていたらな(P137)2023/11/03

まぁみ

14
待ち望んでいた第四歌集。岡野さんらしいノリの作品に楽しくなった。『音楽』より好きかも(笑)。2023/10/07

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