アジア放浪記

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アジア放浪記

  • ISBN:9784309711836

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内容説明

1537年から20年間、マラッカ・中国・日本・インドなどアジア各地を放浪、その間“5回難破し、13回奴隷となり、16回売られた”男の奇想天外な体験と見聞を綴った幻の書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

26
天文12(1543)年ポルトガル人を乗せた中国船が種子島に漂着し島主の種子島時堯がポルトガル人から鉄砲を入手し,その操作法と製法を家臣に学ばせたのが、所謂鉄砲伝来と言われている。マラッカで1547年12月に出会った鹿児島出身の武士ヤジロウ(アンジローとも言う)に勧められ、フランシスコ・ザビエルは日本にやってきた。 ところがピントは自分が種子島に来航して、鉄砲を伝えたポルトガル人の一人であると自称し、ザビエルに日本来航を勧めたのも自分だと言う。反論できる同行者がすぐそばにいないのだから言ったもん勝ちである。2023/07/19

HoriK

1
1500年代というと割と最近な気がするが,こんなに野蛮な世界観だったのか.みんな神に祈りを捧げつつも平然と人を殺したり,略奪したりしている.現代社会のライフスタイルへの批判というのも最近は色々な言説で繰り返されているが,何にしてもこういう安全な時代に生まれた良かったなと思い直せる内容であった.文章については,もう訳がかなり古くなっているせいでとても読みにくい.また,日記という都合上固有名詞と地名が次々登場する上で,それらが不正確なので,やはりとても読みにくい.2024/11/21

tokumei17794691

0
・日本関係の部分はまだマシだった。が、訳者が東西交流、ポルトガル文学の専門家でなく、ポルトガル語も読めず、仏訳本が底本なせいか、地名をはじめとして、状況がよく分からぬ箇所が多い(特に東南アジアは知識がないため「○○王国」と言われてもよく分からぬ)。読んでいてストレスだった。年表がほしかった。・日本、中国、東南アジアの祭礼、葬礼がやけに細かく書いてある。・「子孫向けの思い出話」とのことだが、通貨単位などで日本を例えに出している。著者の子孫は日本の知識があったのか?・何度も命の危機にさらされ、よく帰国できたな2025/02/13

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