内容説明
私はまた、捨てられた。命を授かったことを知らせる前に。
サマーが5歳の頃、父は家を出ていった。もともと愛のない家庭だった。母との生活は苦しく、彼女自身も働いて家計を助け、18歳で家を出て奨学金と学生ローンで看護学校を卒業した。今、看護師として働くサマーは双子を宿していた。父親は救命救急医で恋人の――いや、“元”恋人のアレックス。5カ月前、彼は行き先も理由も告げずに突然彼女のもとを去ったのだ。父に捨てられ、愛するアレックスにまで捨てられてしまった……。深く傷ついたサマーはその後、彼との連絡を一切絶った。だが、戻ってきて妊娠に気づいたアレックスが今すぐ結婚しようと言う。と同時に、おなかの双子が王家の血を引いていることが明かされる!
■妊娠の責任を取って結婚し、結局別れた両親を見てきたサマーは、アレックスの求婚も信用できず、傷ついてしまうのでした。そんな彼女に、アレックスはこれまでひた隠しにしてきた自らの出生の秘密を――ソウラ王国の国王の息子であることを打ち明けて……。
-
- 電子書籍
- 文蔵 2024.7・8
-
- 電子書籍
- 別冊SPA! 10年後の自分に投資する…
-
- 電子書籍
- 聖殺人者 光文社文庫
-
- 電子書籍
- 古文書を楽しく読む!よくわかる「くずし…
-
- 電子書籍
- 女重役 - 長編企業小説 光文社文庫