めくるめく数学。

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めくるめく数学。

  • ISBN:9784756922885

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内容説明

進気鋭の女性数学者たちが、
日常に潜む数学の不思議を同世代の女性にむけて発信する、
面白くてためになる数学エンタテイメント!



数式などはほとんど出ていないにも関わらず、
読み終わると今まで見えていた世界ががらりと変わり、
数学的な見方が自然に身につきます。

ほんのひととき、日常を忘れて、美しい数学の世界に浸ってみませんか?


■もくじ抜粋
・勝負服のやめどき (フィッシャー実験計画法)
・黄金比率のレシピに物申す! 神の数黄金比 (黄金比)

・転がる先のπ (ビュフォンの針)
・隅田川の橋めぐり (ケーニヒスベルクの7つの橋)
・私たちは素数に守られている
(素因数分解とインターネットショッピング)
・かばんを買うとき (四次元)




■著者紹介
嶽村 智子 タケムラ トモコ
解析学 確率論
奈良女子大学 研究院 自然科学系 数学領域 准教授

大山口 菜都美
幾何学 低次元位相幾何学
東京理科大学 理学部 第一部 数学科 准教授

酒井 祐貴子
代数学 整数論
北里大学 一般教育部数学単位 准教授
新進気鋭の3人の女性数学者たちが執筆。

たくさんの女子におしゃれに楽しく、数学の面白さを届けている「数理女子」で活動中!
(数理女子 http://www.suri-joshi.jp/)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

64
数学は楽しい!と思える1冊。もちろん、数学といっても、その入り口に過ぎないとは思うが、その論理的なところだけでなく、美しさすら感じてしまう。数というものの意義や、そこに何かを見出して来た先人の知恵の結晶がここにある。確かに、高校の授業でも数学が一番、楽しかった記憶がある(文系なので数Ⅰ、Ⅱあたりだけだったような)。2024/01/13

やいっち

58
三人の女性数学者らの数学エッセイ。女性らしいテーマ選択(衣服の選び方など)もあったが、かなりが馴染みのテーマだった。あくまで楽しむための数学エンタメ本。参考に付した図に、手書き文字の説明が細かすぎて読めなかったりするのは愛嬌か。2025/01/05

はっせー

56
数学からみた日常生活の不思議に迫るお話。本書は数学を研究されている数学女子3人が書かれたものになっている。高校生の頃から数学に苦手意識がある私でも読める内容になっていた!例えば勝負服のやめどき。フィッシャー実験計画法を使うとわかるらしい。基本5回連続同じことが起こったらたいだい間違いないとのこと。したがって勝負服のやめどきは、5回連続うまくいかなったら、もう勝負服ではなくなるのである。ためになった!2024/08/12

樋口佳之

52
数学では自然数全体の集合と、偶数全体の集合、奇数全体の集合は全て同じ大きさ(多さ)の無限とみなすのだ。自然数も偶数も奇数も同じだけあるなんて……。発展的な内容なので、羊を数えるより早く眠くなってしまった人もいるかもしれない。/えーっ!て、目は覚めるのだけど、文字通り、めくるめいてしまうからやっぱりセンスが無いんだろうなあ…。/女子が理数系に向かないっていう偏見、昭和な自分くらいだと強かったな。今はどうなのかな。数理女子の活動大事な取り組みなのかな。2024/02/25

うえぽん

47
女性数学者3名による日常と数学との関係の深さを一般読者向けに紹介した好著。爽やかな読後感。性差を語るのは近時憚られるが、男性3名が同じテーマで書いたら相当印象が違うと推測。特に面白かったのは、三角パックの4頂点全てを通って切り開くと必ず平面を重なりなく敷き詰められる「四面体タイル定理」、フラクタル構造の複雑化度合いと腫瘍の良悪性や海岸線の長さとの関係、一筆書きと奇頂点・偶頂点との関係、全てを穴の数で分類するトポロジーの世界、あみだくじの掛け算など。江戸以来の数学好きが、今後も社会発展に寄与することを望む。2024/02/18

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