家系図で読みとく戦国名将物語

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家系図で読みとく戦国名将物語

  • 著者名:竹内正浩【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2023/10発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062154079

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内容説明

家系図は、出自から何からすべてを紙上に浮かび上がらせ、武将を丸裸にしてしまう。そして、家系図の中ではどんな武将といえども無名の兄弟と等価でしかない。いかなる英傑であっても、同じ生身の人間として身近に感じることができるのだ。 --「はじめに」より

いまや「歴史好き」中高年の男性だけにとどまらず、若い女性でさえ、一人で、グループで、合戦の史跡を訪れて旅をするという。時ならぬ戦国ブームの到来である。

そんな新旧の歴史ファンのために、最高の戦国ガイドが完成!!

有名な歴史上の人物を調べると、婚姻関係から意外な人物が身近にいたことを発見したり、別のジャンルの有名人が子孫に存在していたりと、さまざまな事実を知ることになる。そして、それが一目でわかるのが、家系図の楽しさでもある。ところが一般の歴史教科書や入門書などで目にする系図といえば主要な人物だけを配し、どちらかといえば家督相続関係を主眼に描かれることが多い。そのため家の当主の系譜は理解できても、細かな兄弟姉妹や姻戚関係などについては、あまり触れられることはなかった。たとえば、織田信長に成人した兄弟が10人以上いた事実も、ほとんど知られていない。

歴史教科書や入門書などに掲載されている家系図は、本来の家系図がもつ面白さを消しているとさえいえるのではないだろうか。一族の人物が名声を増せば増すほど、その周辺の人物たちがいやおうなしに歴史の渦に巻き込まれ、人生がガラリと変わってしまう様子も、子細な家系図を検討することで初めて見えてくる。有名な人物その人だけでなく、周囲にもスポットをあてることが、複雑にからみ合った歴史の謎をとく鍵ともなるのである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たくのみ

11
地図の人と思っていた竹内正浩さんの歴史本。「大河ドラマ大好き」と書いてある通り、ドラマチックな生涯を送った武将たちを、家系図という「地図」で整理して、ただでさえ似ている名前が多い武将たちのポジショニングを行っていくという労作。司馬史観ではない事実をもとにした逸話と血縁関係の理解に役立ちそう。北条、今川、上杉、3氏がほぼ同一系図であるのも面白い。沢山の子孫を作り、姻戚関係で生き残る戦略。そうか、明智光秀は細川氏として、浅井長政は徳川氏として、遺伝子を残すことに成功した勝ち組だったのだ。2014/08/22

getsuki

5
有名どころの武将を取り上げて、ざっくりと解説された一冊。特筆すべきは家系図。この時代は婚姻による同盟か盛んに行われており、特に甲相駿三国同盟は有名。当時の力関係などを知る指針にもなるため、勉強になります。2017/07/07

チューリップ

2
家系図と戦国武将についての解説本。家系図途絶えちゃった家とかはあっさりしているんだけど長年続いている家系だと見ていてややこしいなとか思ってしまった。この時代は上手く立ち回らないと自分の家族を犠牲にしなくちゃいけなかったり自分の命も危うかったりするから今の考え方で見ると卑怯だと思う事もしているけど仕方なかったんだろうなと思った。2021/09/30

たちばな 弓流

1
有名武将ばかりが掲載されている。それぞれの家系図、エピソードもあり分かりやすい。2014/05/02

bodbod

0
家系図面白い

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