内容説明
「紫眼は破滅を招く」――そう伝わる国で紫眼に生まれた伯爵令嬢のアリーシャ。幼い頃から虐げられ、婚約者からも搾取された挙句に婚約破棄され捨てられたアリーシャに、結納金目当ての父は新しい嫁ぎ先を見つけてくる。しかし、そこは冷酷無慈悲な氷帝と名高い辺境伯・レオハルトのもとで・・・!?
「あくまでもこれは仮婚約だ」
出会って早々、正式な婚約ではないと強調するレオハルトに、今度もまた捨てられるのかとため息をつくアリーシャ。しかしいざ婚約者生活が始まってみると、冷酷なはずのレオハルトからなぜか優しく溺愛される日々。さらに、魔力がないはずのアリーシャにある力があることが判明して――!?
愛を知らない虐げられ令嬢×クールな冷徹氷帝の異世界ラブストーリー
感想・レビュー
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はつばあば
40
確かに両親には冷遇され、公爵家の婚約者となっても下女より劣る扱い。お前はもう用がないと追い出されたものの帰る処は家しかない・・・その実家でも、次は北の氷辺境伯の元へ嫁げと追い出されるように行った先では紫眼など「はぁ‥」という状態。誰も気にしません。愛を知らないわけでもない。自分を低く見積もる事は昔は美徳であったかもしれませんが、今の世の中もサメやクラゲが多すぎて大変ですが・・今日も楽しく読了(#^.^#)2024/06/25
正直レビュー
1
アンリミ。最初の文章から祖父母に愛されていたんだから、愛を知らないは違うんじゃないか?と某鬼の嫁を思い出してしまう展開だった。実の父親から冷遇され、付随する継母に嫌われるってしょうがない事じゃないかなと。スタートダッシュでちょい躓く流れで、ヒーローが現れてからも華やかになる訳じゃなく自己評価低めのヒロインに呆れてしまった。現実にもいたけれど、近くにいるだけで鬱陶しいだろうな。全体的にまとめられてはいるものの、物足りなさを感じるのは目立つところがあんまりないからだ。2024/06/25
蒼
1
kindle2023/12/01