幻冬舎文庫<br> 監禁依存症

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幻冬舎文庫
監禁依存症

  • 著者名:櫛木理宇【著】
  • 価格 ¥847(本体¥770)
  • 幻冬舎(2023/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344433212

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内容説明

性犯罪者たちの弁護をし、度々示談を成立させてきた悪名高き弁護士の小諸成太郎。ある日、彼の九歳のひとり息子が誘拐される。だが、小諸は海外出張中。警察は過去に彼が担当し、不起訴処分となった事件の被害者家族を訪ねるが……。この誘拐は怨恨か、それとも身代金目的か――。ラスト一行まで気が抜けない、二転三転の恐怖の長編ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

181
浜真千代シリーズ第3弾です。今回は悪名高き弁護士への復讐という感じでストーリーが進んでいきます。前作もそうだったけれど浜真千代が段々とダークヒーローみたいになっている。殺人依存症の時は浜真千代が憎くて仕方なかったけれど前作から役目(?)が変わり弱者に代わり私刑をするのが決まってきたと感じました。最後まで読んで浜真千代は思ったより強大な力を持っていて組織となっているのかもしれないと思いました。まだ出たばかりですが次作が待ち遠しいです。2023/10/30

いつでも母さん

171
ふぅ・・私の脳を揺さぶるのは誰(真千代か?)プロローグから櫛木理宇の世界に堕ちたシリーズ第3弾。こんな弁護士など痛い目にあえばいいと願う私は鬼畜でしょうか?誘拐事件の真相が明るみに出るラストに、エピローグが効きストンと腑に落ちる。並行して浦杉元刑事の娘・架乃と真千代の仕組まれた邂逅が、何ともこの先を不安にさせられる。良いのかそれで?いいんだね?くぅ・・父親として浦杉はどう出るのだろ。高比良もまたこのままじゃ終われないはずだ。次はどんな依存症を見せつけられるのか、もう待ちきれない。2023/10/23

モルク

137
性犯罪の弁護をし強引に示談に持ち込む、被害者や家族を恫喝し追い込むなどその手腕はあくどい弁護士の小諸の一人息子が誘拐された。小諸はタイに出張中、連絡もつかない。この誘拐は身代金目的か、はたまた小諸の数々の振るまいに対する怨恨か。事件は思わぬ展開を見せていく。それにしても日本は性犯罪への見解が甘すぎる。被害者は声も出せず、訴えるハードルは高い。トイレでの盗撮の部分ではウッとなる。外でトイレを使用する時は壁に穴が開いていないか気を付けねばならん。そしてやはり浜真千代が…まだまだ続きそう。2024/04/15

ちょろこ

132
予想外の一冊。真千代さんシリーズ3。いきなり性犯罪者を擁護するシーンで幕開け。被害者サイドを侮辱抑圧し、一方通行的な弁護士に憤り、母親の煮えたぎる怒りに迷わず同調せずにはいられない。そして起きた弁護士の息子の誘拐事件。誰が何の目的で?なんとなく匂わせられる真千代さんの影にドキドキしながら、反吐が出るほどの性犯罪事件への憤りがたぎり、被害者たちの一生消えない深い疵が深く心に刺さった。いろいろと予想外の展開、そして正直、刺激強過ぎの裁きだったと思う。でも同じ目に合わなければ人は痛みを判らない、そう思うと納得。2023/11/14

NADIA

124
痴漢は死ね。という方におススメのシリーズ…なんだけど、今回は専門的に性犯罪者の弁護をする弁護士がターゲットになるよ。彼の小学生の息子が誘拐される事件が発生。恨みを買った心当たりが多すぎて困った事態に。プロローグで性犯罪被害者に対する彼の姿があまりにもひどくて怒り心頭状態。だから全く同情できないよ。それでも、彼が受けた罰はエグすぎて気分が悪くなる。もう痴漢(特に子供を狙うやつ)は問答無用で死刑でよし。エピローグでのひっくり返り方がすごい。これは想像できないね。シリーズはまだ続くようなので楽しみだ。2024/03/06

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