中公新書<br> 町内会 日本人の自治感覚

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中公新書
町内会 日本人の自治感覚

  • 著者名:中川剛【著】
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 中央公論新社(2023/09発売)
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  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121005915

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内容説明

昭和二十二年、訓令によって廃止された町内会は、三か月後にはその八割が復活した。アメリカが自国の自治の理念を日本に移植しようとした試みは成功したといえるのだろうか。内務省と占領軍民政局との間の交渉経過は、そのまま日米両国の社会構造と人間関係の規範の原理的差異を浮かび上がらせた。戦後史を通じて日陰の位置にあった日本伝来の隣保組織のなかに、借り物ではない自治の可能性を虚心に探り始めた犀利な日本社会論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぷほは

5
希少本となった名著ということで電子を購入。初版1980年。なるほど今の時代では見られない文体と問題意識を堪能できる。町内会は翼賛体制に組み込まれた全体主義の宿痾としてGHQに解体されつつも、人々の生活の中にあり続けたことを以て欧米型の自治組織とアジアや日本型の異同を考察する。まとまっていない部分も理論的にすっきりしない部分もあるのだが、中国や韓国、フィリピンなどの自治組織の在り方も参照され、この時代では珍しいほどに広い視野から記述が進んでいく。無論現代のグローバル化、情報化とはまた別の位相の話ではあるが。2024/01/06

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